高度経済成長の後遺症というべき飽食の時代,人々の健康意識が日々向上し,毎日のように新しい健康情報が流され,そのたびに国民は右往左往している。最近頻繁に耳にするメタボリック・シンドロームはまさしく飽食の代償であり,食生活の見直しが急務になっており薬膳に対する期待も大きくなっている。そのようななか,本草薬膳学院・日本国際薬膳師会はこの数年間,中国の多くの中医薬大学と学術交流を行ってきたが,昨年,中国・韓国から日本での国際学術シンポジウム開催の要請を受け,中医学・中薬学・薬膳学・営養学等,予防医学に関心をもつ人々による意見・情報交換による学術の進歩を願って,学院創立5周年・創会2周年の記念にあたる今年,2006年10月29日(日)東京都千代田区学士会館において,「東京2006 21世紀人類健康 薬膳と食生活国際学術シンポジウム」を開催した。
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