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針麻酔以来の第2革命 ~朱氏頭皮針京都講演会印象記~

 11月2日,京都にて「朱氏頭皮針京都講演会」(東洋学術出版社主催)が開催されました。
 当日は,100名を超える方々にご参集いただき,熱気のこもった,深く印象に残る講演会になりました。


朱氏頭皮針京都講演会

(写真をクリックすると拡大できます)


 朱明清先生は,この針を「針麻酔に続く第2の革命」と表現されました。
 朱氏頭皮針が,急性・慢性を問わず,難治性の疾患に対して速効させることができ,世界にインパクトを与えることのできる針であることを宣言されたものだと思います。
 ご参加いただいた方々も,この講演会を通じて,この針が「第2の革命」に値する針だと実感されたのではないでしょうか。
 今回の講演会では,本を読んだだけではイメージしにくい点を中心に,朱氏頭皮針の基本的内容について朱明清先生ご自身に語っていただきました。
 そして,実技供覧では3名のモデルに対して頭皮針の施術と導引を行っていただきました。


 治療区は把握した。技法も理解した。治療効果をあげるうえで導引や意念が重要であることも知った。
 では,これで明日からの臨床でこの針が使えるかといえば,きっとそうではないのだろうと思います。
 朱明清先生は,講演のなかで「300種類の疾患の頭を触りなさい」とアドバイスしてくださいました。
 「朱氏頭皮針は一日にして成らず」。
 時間をかけて,着実に実践経験を積み重ねていくことが,何より大切であることを強調されたものと思います。


 主催者としては,この講演にご参加いただいた皆さま方が,講演会で受けた感動を,臨床で「使える力」に変えていっていただいてこそ,このたびの講演会が成功であったといえるのだろうと考えています。
 日本には,朱明清先生と最も長く,そして最も近いところで頭皮針を学び,実践してこられた厲暢先生(リー針灸治療院)がいらっしゃいます。厲暢先生が主催する「日本朱氏頭皮針研究会」が,日本でこの針の研鑽を積む拠点になると期待しています。
 多くの参加者の皆さまと,交流の輪を拡げていっていただければと思います。


 なお,本講演会のリポートは,『中医臨床』12月号(135号)に掲載する予定です。この号では,11月3・4日に東京で行われた朱氏頭皮針講習会(日本朱氏頭皮針研究会主催)の模様と,朱明清先生に寄稿していただいた「刺鍼の中風治療は本当に有効か?(仮題)」をあわせて特集致します。ご期待ください。

2013年11月7日


東洋学術出版社 井ノ上 匠


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