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朱氏頭皮針Q&A 〈2〉

朱氏頭皮針とはどんな針か〈2〉

〈1〉では朱氏頭皮針と他の頭針との違いや特徴,操作手法や導引の目的,治療区の位置などについて紹介した。〈2〉では朱氏頭皮針の臨床応用について取り上げる。(編集部)




目 次


神経疾患への応用


  12 朱氏頭皮針では神経疾患をどのように治療しますか。


内科疾患への応用


  13 朱氏頭皮針で内科疾患を治療するときはどうでしょうか。
      五臓の弁証治療の特徴/六腑の弁証治療の特徴


運動器系疾患への応用


  14 運動・感覚異常による肢体病症は針灸臨床で最もよくみられる
     病症ですが,朱氏頭皮針ではどうでしょうか。

      感覚機能障害/運動機能障害


五官(眼・歯・耳・鼻・咽喉)疾患への応用


  15 朱氏頭皮針による五官疾患の治療についてはどうでしょうか。




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神経疾患への応用


q.gif12 朱氏頭皮針では神経疾患をどのように治療しますか。
a.gif(朱明清):神経系は脳・脊髄・末梢神経の3つから構成され,意識・思惟・情志・行動・運動・感覚,さらに自律神経系の機能も包括します。脳・脊髄・神経線維などは物質的で「器」に属し,機能面は「気」に属します。神経系の疾病は機能的な「気」の異常と,物質的な「器」の異常の両面に現れます。機能の異常はおもに大脳皮質の機能異常に偏り,精神情志の病症を主として,五蔵神(心は神を蔵し,脾は意を蔵し,肺は魄を蔵し,腎は志を蔵し,肝は魂を蔵す)に及びます。
 経絡はからだ全体をつなぐネットワークで,経絡が通じなくなると脳と五臓の連絡が失われ,全身のコントロールが効かず,軽い場合では機体の各部位がそれぞれ勝手に動き,重い場合では五神機能が失常して神・意・魄・志・魂が失われ,精・気・神・意を統一できなくなって生命の主体的な活動が失われます。
 大半の病気は機能的な異常から始まるため,その時点でうまく調節できればよいでしょう。もし長引けば,気分から血分に入って気滞血瘀となり,機能的な「気」の異常が物質的な「器」である脳や臓腑の異常に波及し,治療は難しくなります。
 朱氏頭皮針で神経系の疾病を治療するときは,まず臓腑・経絡の弁証を行い,必ず導引を加えます。神経疾患の治療を簡単にまとめると次のとおりです。

まず七情五志を整え,貪欲を抑え,陰陽のバランスを調えます。治療を行う前には,治療に対する患者の主体的な気持ちを奮起させます。治療区は,頭面区・上焦区・下焦区を選び,針刺は鎮静手法を用います。頭皮針を行うときは意念によって身体・肢体を動かす導引法を組み合わせます。
次に具体的な疾病や症状に従って,相応する治療区および導引方法を選び,異常な運動・感覚・言語・意識・嚥下・知能・動作・行為などを改善します。
治療に際し注意する2つのポイントがあります。①頭部に針を用いるときは軽く刺し,神意を集中してゆっくりと気を導きます。②肢体・身体・頸部・腰部に針刺するときは刺激を強くし,即時に身体や肢体を動かさなければなりません。


 

内科疾患への応用


q.gif13 朱氏頭皮針で内科疾患を治療するときはどうでしょうか。
a.gif 内科疾病は臓腑の異常を主とします。治療は,五臓六腑の正常な生理機能と病理変化にもとづいて弁証治療の原則を決めて行います。


【五臓の弁証治療の特徴】
肝の治療
 肝の機能はおもに気機を主り,血を蔵することにあります。肝は体内の解毒の中心で,気機調節の中心でもあります。また肝腎は同源で,肝は女子の先天です。
 もし肝の蔵血機能が悪くなると,倦怠無力・目のかすみ・視力低下・筋脈の痙攣と拘急・眩暈震顫・爪甲がもろく割れやすいといった症状が現れます。肝の蔵血を司る機能が失われると,喀血・吐血・便血・崩漏といった出血症状が現れます。
 肝は疏泄を主り,気血の流れや情志を調節し,また胆汁分泌を促して消化機能を助けます。肝は身体の気機調節の中心で,気機疏泄の過不足によってさまざまな病気が引き起こされます。肝気亢盛になれば,いらだち・煩燥・噯気・呑酸・嘔吐を来し,はなはだしければ頭頂部や両側頭部が痛み,脇や少腹の脹痛,あるいは血液が気逆に従い喀血・崩漏などの症状が現れます。疏泄不足で肝気鬱結となると,憂鬱・不安・胸悶・よく溜め息をつく・食欲不振・胸脇苦満・あるいは胸脇脹痛・倦怠乏力・月経不順などが現れます。
 朱氏頭皮針の治療は,肝の疏泄・条達機能の改善,人体の気機調節機能の回復に着手し,肝の正常な気機調節機能を立て直します。治療区は,主として頭面区・中焦区・下焦区・上腹区を選び,相応する導引を組み合わせます。
心の治療
 心の機能はおもに血脈を主り,心拍・血圧・血液循環を正常に維持して,全身の組織器官への血液や酸素の供給を保つことにあります。心拍・血圧・全身の血液循環の異常や,血液供給異常など循環障害を生じる疾患や病症は,すべて心系の病気に属します。
 朱氏頭皮針の治療は,心拍・血圧・血液循環に異常をもたらす病因を取り除き,全身の血液循環の正常な運行を保証します。治療区は,主として頭面区・上焦区を選び,相応する導引を組み合わせます。
脾の治療
 脾の機能はおもに運化を主り,統血を主ることにあります。脾は水穀の精微物質や水湿を運化して,気血生化の源となり,後天の本となります。食欲や,消瘦・肥満・むくみ・軟便下痢・倦怠無力・めまい・たちくらみ・四肢無力・不眠多夢・あるいは皮下出血・月経過多などは,すべて脾系の病症に属します。
 朱氏頭皮針の治療は,食欲や消化吸収に悪影響を与えるすべての原因を取り除き,脾胃の運化機能をよくし,気血の生成や統血機能を改善して後天の本を守ります。治療区は,主として上腹区・中焦区を選び,相応する導引を組み合わせます。
肺の治療
 肺の機能はおもに気を主り,呼吸を主ることにあります。肺が気を主るのは呼吸道の暢通を保つ鍵です。臨床において呼吸の通調に悪影響を及ぼす原因は多く,朱氏頭皮針の治療は,これらの原因を取り除き,正常な呼吸機能を保つことに重点を置きます。治療区は,主として頭面区・上焦区を選び,相応する導引を組み合わせます。
腎の治療
 腎の機能はおもに水を主り,納気・蔵精・生殖発育を主ることにあります。腎は水液代謝の重要器官であり,濾過機能により体内の毒素や老廃物を尿として体外へ排出します。もし排尿異常になると,毒素や老廃物が体内に蓄積され,炎症あるいは結石などを起こして,尿急尿痛・小水混濁・血尿・小水淋瀝・腰痛・むくみなどが現れます。腎疾患の治療は水分代謝の改善を主とします。朱氏頭皮針の治療は,水液代謝を改善することに重点をおき,腎の濾過機能を改善して体内の毒素と老廃物の排出を促進します。治療区は,主として下焦区・下腹区を選び,相応する導引を組み合わせます。
 また腎は水火の臓であり,腎の実質は陰血に偏り,腎の機能は陽気に偏ります。納気を主り,蔵精し,生殖を主る腎の機能は,精血同源と関係しています。つまり精は気に変化できるため納気に働く一方,気は「神」に気化し,「神」は万物を生じるため生殖機能に用いられます。喘息・遺精・陽萎・不感症・月経不調・不妊症・小児脳性麻痺・知能障害のほか,小児科の発育障害の五遅などはすべて腎系の病症に属します。治療区は,主として上焦区・下焦区・巓頂会陰足踝区を選び,相応する導引を組み合わせます。


【六腑の弁証治療の特徴】
胆の治療
 胆は肝と表裏関係にあり,「中精の腑」であり,胆汁を分泌して脾胃の消化吸収機能を助けます。胆汁分泌が異常になると,軽い場合では湿熱が阻滞して消化不良・食欲不振になり,重い場合では湿熱内蘊して肝胆気血阻滞になって,胆汁が血中や皮膚に外溢して黄疸や脇痛あるいは絞痛が現れます。臨床では,たとえば胆囊胆管炎・胆囊胆管結石による胆汁の排泄不暢といった病症として現れます。治療原則は疏肝利胆・消炎止痛とし,清熱利湿を兼ねます。朱氏頭皮針は理気止痛・利胆清熱の効力があり,胆管・胆囊および括約筋の収縮と拡張機能を促し,胆汁の分泌と排泄機能を正常にさせます。治療区は,主として頭面区・中焦区(対刺)・上腹区(対刺)を選び,相応する導引を組み合わせます。
小腸の治療
 小腸は心と表裏関係にあり,「分清泌濁」の伝化の腑です。食物は胃・十二指腸や膵臓と胆の消化液など,初歩的な消化吸収(ほとんど脾の運化機能に属す)を経て小腸に入ります。小腸の粘膜よりさらに消化吸収が行われ,不要となった水分は腎臓の濾過を経て膀胱に注入され体外へ排泄されます。また糟粕は大腸に伝化し糞便として体外へ排泄されます。もし小腸が寒邪を受けると,「分清泌濁」機能が異常を来し,腹脹・腸鳴・腹痛・腹瀉・完穀不化が現れます。一方,熱邪を受けると,小腸機能が異常になり,溺赤・便秘・口内炎・舌炎などが現れます。治療はまず脾胃の消化機能を調節し,小腸の「分清泌濁」機能を改善させます。また小腸は心と表裏関係にあるため,往々にして神志による情志の異常が胃腸疾患の重要な原因となります。治療区は,頭面区・上焦区から下焦区への透刺を選び,情志を調節し,和胃健脾の治療を加えると同時に,相応する導引を組み合わせます。
胃の治療
 脾胃は表裏関係にあり,ともに気血生成の源となります。胃は「水穀の海」であり,体内の「髄海」「気海」「血海」「陰脈の海」「陽脈の海」とつながります。そのため,胃は水穀を受納し,脾と協力して気血生成の後天の本となります。胃の異常は,食欲不振・脘腹脹満・嘔吐・吐き気・噯気・胃痛・あるいは口渇喜飲・胸悶・心煩などを引き起こします。はなはだしいと神昏・譫語になります。これは,水穀の海が脳である髄海とつながっており(海と海がつながる),胃の異常と脳の異常が互いに影響するためです。治療は情志を調節し,和胃疏泄・健脾降濁します。治療区は,主として頭面区・上焦区・中焦区・上腹区を選び,相応する導引を組み合わせます。
大腸の治療
 大腸は肺と表裏関係にあり,おもに糟粕を伝導するため,大腸の機能は「通」(滞らない)であることが正常です。小腸や大腸は水分などを再吸収する働きがあり,体内の毒素や老廃物をおもに二便によって排泄します。毎日の規則正しい排便習慣は,病気を予防し,長寿を維持するうえで大切です。朱氏頭皮針は,胃腸の蠕動機能を改善し,泄瀉も便秘も治療できます。治療区は,主として下焦区・下腹区を選び,相応する導引を組み合わせます。
膀胱の治療
 膀胱は腎と表裏関係にあります。体内の水分は腎の濾過機能を通じ,不要な水分は尿管を通って膀胱に注入され体外へ排出されます。膀胱の貯尿機能が悪くなると,体内の水分代謝も異常を来し,尿貯留・尿失禁・排尿不爽・ひどくなると血尿・排尿痛などが起こります。そのため膀胱の治療は通利を原則とします。朱氏頭皮針は,膀胱の平滑筋の収縮や拡張の機能を改善し,また直接に自律神経の働きを調節して脳の排尿中枢を刺激します。さらに抗炎症作用もあります。治療区は,主として下焦区・巓頂会陰足踝区を選び,相応する導引を組み合わせます。


 

運動器系疾患への応用


q.gif14 運動・感覚異常による肢体病症は針灸臨床で最もよくみられる病症ですが,朱氏頭皮針ではどうでしょうか。
a.gif 疼痛を主とする感覚障害や,疼痛による肢体の運動機能障害の病症は,針灸臨床でよくみられる病症です。ここでは,これらに対する朱氏頭皮針の特色を述べてみましょう。


【感覚機能障害】
 感覚機能障害は多種多様ですが,疼痛・麻痺・硬直・拘急の症状で治療を求めてくる人は多いです。病変部位は皮・肉・筋・脈・骨・関節など多岐にわたります。症状は骨・関節・周囲軟部組織(筋肉・神経・血管)を主とし,風湿熱のリウマチ・リウマチ様関節炎・痛風・退行性関節炎・変形性関節炎・創傷による関節炎・皮膚筋膜炎・強皮症・結節性多動脈炎・急性軟部組織損傷などがあります。中医学では,その原因を肢体経絡の通り道が阻まれ,気血の運行が不暢となって局所に瘀滞と疼痛が生まれたと考え,これを「痹症」と称します。その多くは疼痛を主訴とし,朱氏頭皮針の常見疾病でもあります。これらを治療するときは,まず病位を明確にして,局所の病変組織の状況を西洋医学的観点からもしっかり把握することが大切です。鎮痛には軽い瀉法を用い,麻痺・こわばり・硬直にはやや強い瀉法を用います。


【運動機能障害】
 運動機能障害とは,一般に随意運動の減少あるいは喪失によって肢体の運動が困難になり,肢体無力・痙攣・半身不随・不随意運動を引き起こすものを指します。具体的には,脳と脊髄の炎症あるいは腫瘤・脳梗塞・脱髄性疾患・神経変性・脳の退行性変成・外傷性脳・神経疾病・遺伝性疾病・重症筋無力症・進行性筋営養不良症・周期性麻痺などです。中医学では,脳・髄・臓腑は経絡を通じて密接に関係していると考え,肢体の痿軟無力を「痿症」,半身不随を「癱症」,肢体の痙攣・後弓反張・抽搐などを「痙証」「瘈瘲(けいじゅう)」(「瘈」は筋脈拘急,「瘲」は筋脈弛緩を指す)と呼び,肢体振顫・動作緩慢・間欠性跛行を「顫振」と呼びます。これらは一般の針灸臨床でよくみられますが,朱氏頭皮針においても常見病症です。運動機能の低下あるいは消失した患者を治療するときは,感覚機能障害の治療と同様に,まず神経学的な診断を行い,原因・発病の時期・緩急・不随の程度・性質にもとづいて治療原則を確定し,適切な治療区を選んで操作手法を確定します。また肢体の導引は運動器系疾患治療のなかでは最も重要な治療法です。運動機能障害のある部位や性質に適応する導引法を集中的に行います。たとえば毎日少なくとも4~6時間,患者が耐えられる程度で,わずかに汗が出るくらいまで行います。動きは少なくても回数を多しく,度を過ぎず,あきらめずに毎日続けて行うことが大切です。


 

五官(眼・歯・耳・鼻・咽喉)疾患への応用


q.gif15 朱氏頭皮針による五官疾患の治療についてはどうでしょうか。
a.gif まず五官と五臓の関係について正しく理解することが必要です。肝は目に開竅し魂を蔵し,心は舌に開竅し神を蔵し,脾は口に開竅し意を蔵し,肺は鼻に開竅し魄を蔵し,腎は耳と二陰に開竅し志を蔵します。神・魂・魄・意・志の五神はすべて脳に蔵し,精神情志の核心となります。五官と五神はともにつながり一体化しています。眼・耳・鼻・舌・身・意は人の六欲であり,七情異常の元でもあるので,「念(情志活動)は心から起こり,万病の源になり,六欲がすべてなくなると,一生健康でいられる」という言葉もあります。これらを朱氏頭皮針で治療するときは,心の貪欲,そして眼・耳・鼻・舌・身・意の貪欲を抑えることを重視します。
眼の疾患
 まず中医学の五輪八廓の基本概念を理解し,同時に眼の解剖と生理機能を熟知したうえで,五輪と五臓の関係から治療区を選びます。脾は肉輪(上下眼瞼),心は血輪(目頭・目尻あたりの血絡),肺は気輪(結膜),肝は風輪(角膜・黒眼),腎は水輪(瞳・眼底)です。
 眼の疾患は外眼部疾患と内眼部疾患の2つに大別されます。これには赤目・眼痛・流涙・眼球突出・眼精疲労・眼瞼下垂・まぶしい・眼球乾燥・異物感・瘙痒感・視覚障害・視物の歪み・色覚障害・視野欠損・複視・瞳孔異常・光感覚異常などを含みますが,外眼部疾患には,眼瞼結膜・角膜・強膜・ブドウ膜などの炎症が多くみられ,内眼部疾患には水晶体・硝子体および眼底視神経・網膜・黄斑などの炎症あるいは変性が多くみられます。治療区は,頭面区・上焦区・下焦区・腰区・骶区を選び,相応する導引を同時に行います。
耳の疾患
 耳の疾患を治療する前に,耳と腎の関係を熟知し,耳の形態・色彩・異常感覚を診察して,臓腑と経絡の異常を探ることが大切です。さらに耳の各症状から聴力異常を起こす原因などを察知して,正しく針治療を行います。聴力に悪い影響を与えるすべての異常は針治療の範疇に属しますが,なかでも耳鳴り・難聴・耳聾・眩暈は,耳疾患が原因となる症状で,朱氏頭皮針が最も適応する治療です。特に突発性の耳鳴り・突発性難聴・内耳性の眩暈症などに効果があります。治療区は,頭面区・耳顳区を選び,相応する導引を組み合わせます。
鼻の疾患
 鼻は顔面の正中にあり,気と呼吸を主る肺と外界の気体交換の唯一の道であり,肺の外竅です。鼻の位置・形態・色彩などは,からだの健康状態を表から観察できる重要な部位の1つです。鼻は,他の五官と同じように関連する体内の臓腑器官と経絡でつながっており,形や色などの変化を把握すれば,全身疾患の診断と治療を行うときの根拠になります。治療区は,頭面区・上焦区を選び,相応する導引を組み合わせます。
唇・口・舌・咽喉の疾患
 唇・口は飲食摂取と発声発音を行う器官であり,体内と外界がつなぐ通り道です。舌は心の苗であり,心は神を主るため,舌は神の苗でもあります。舌体・舌質・舌苔を望診すると,臓腑と気血の盛衰,経絡のめぐりの状態を察知することができます。咽は摂食の門戸であり,喉は呼吸の門戸(気門)であり,それぞれ機能をもち,いずれも欠かせない存在です。軽ければ咽喉腫痛になり,重ければ飲食摂取と呼吸の通暢に影響し,はなはだしいと命の危険に及びます。治療は,頭面区・上焦区を選び,相応する導引を組み合わせます。(完)


☞朱氏頭皮針Q&A 〈1〉


中医臨床134号


『中医臨床』通巻134号の記事を転載しました。

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