2011年5月26,27,28日
日本代表団の参加者募集中!
中国にも方証相対学派が存在する!
戦前に導入された日本の「皇漢医学」の影響を受けた学派が今も存在して,その人たちを中心に,5月に「国際経方学術フォーラム」(中華中医薬学会主催)が北京で開催されます。日本中医学会としては,これに積極的に参加して,日中の学術交流をはかりたいと思います。多くの方々が参加されるよう,呼びかけます。
日本からは,日本中医学会会長平馬直樹先生が講演をされる予定です。演題:「江戸時代方証相対学派の形成」。
あわせて,同国際経方学術フォーラムの会期中に,「方証相対を巡る日中交流会議」を開き,日中間で今後の交流について話しあいます。
☞本フォーラムに関する主催者からの案内書
主 催 | 中華中医薬学会,中医之家 |
日 時 | 2011年5月26日(木)~28日(土)の3日間(25日出発,29日帰国)。 |
会場と 宿泊場所 | 太申祥和山荘(北京) |
言 語 | 中国語。 講演内容は,会場で配布される中国語の講演集をご覧ください。 |
通 訳 | 郭秀梅先生が日中交流会議の討論などを通訳してくださいます。 |
共 催 | 北京中医薬大学東直門医院・日本中医学会・東洋学術出版社・韓国Omniherb・復興中医網など。 |
費 用 | 130,000円(学会参加費,航空券,宿泊費,中国国内交通費,通訳費を含む)
*この費用のなかには,主催者宴会以外の食費は含まれていません。
*成田空港出発。成田空港までの交通費は含まれません。 |
申し込み期限 : 4月30日(土)
日本代表団 : 日本中医学会代表団(団長:平馬直樹会長)
☞日本中医学会ホームページ
事務局 : 担当:山本 勝司
お問い合わせ :
yama@chuui.co.jp
申し込み : 下の「参加申し込み」ボタンをクリックし,必要事項をご記入のうえ送信してください。
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中華中医薬学会
中会国〔2011〕010号
国際経方フォーラムおよび国際経方応用高級研修班
第2回全国経方フォーラムおよび経方応用高級研修班
第一回会議・論文募集通知
関係専門家各位
経方とは,歴代医家が創製し,臨床において繰り返し使用され,現在まで伝えられた人類の貴重な財産である。近代中医界において経方と呼ばれるものは,たんに方薬・方証を指すのではなく,昨今ますます明確にされてきた弁証論治の理論体系を指しており,中医薬学の真髄を最も具体的に表現するものである。その代表著作である『傷寒雑病論』は,中国・日本・韓国などの国で非常に重要視されており,数多くの医家たちが研究を重ね,近年来,経方の研究と応用は国際的にも注目されている。このため,全国経方フォーラムは2010年に経方事業の発展を推進し,中医薬が人類の疾患治療・予防においてさらに大きな役割を果たせるようにと,「第1回国際経方フォーラム」(国家継続教育項目)を開催した。
今回の会議は,中華中医薬学会が主催し,武警北京市総隊第三医院・胡希恕名家研究室・首都医家大学北京中医院が受け持ち,北京中医薬大学東直門医院・日本中医学会・東洋学術出版社・韓国Omniherb・復興中医網などの協賛で,2011年5月26日~28日に北京で開催される。
今回のフォーラムは,2010年に実施され成功を収めた「全国経方フォーラムおよび経方応用高級研修班」を基礎にして開催される。中国・日本・韓国など多くの国と地域から著名な経方臨床学者が出席して「教育を兼ねた臨床」「テーマ別講演」を行い,参加者相互の交流を進める。
研修班では,衛生部・中日友好医院の馮世綸教授,北京中医薬大学の劉清泉教授,南京中医薬大学の黄煌教授,日本中医薬学界の関連専門家など,名老中医や経方の研究者を招き,専門のテーマを設けて講座を行う。
フォーラムの組織委員会は,「国際経方フォーラム」で講義を担当する専門家たちの,「第一線の臨床経験」の特色を際立たせ,その分析,思考法を掘り下げて解説するために, 専門講義の前に各専門家に「難治病症臨床教育実録」(医師たちに向けた「現場病棟検査」「遠隔立会診察」など)を提供してもらい,臨床の実例を通して経方の学術体系を具体的かつ詳細に説明する。このように,受講者が直接に名医師の「対面教育」を聴くことで,その場で理解を深めることができる。
今回の「国際経方フォーラム」の最大の特色は,「会議・研究・教育」の三位一体の形式であり,会期3日の北京会議を,365日運用できる国際学術交流プラットホームに発展させることである。会議招集前に,「国際経方フォーラム」指定のサイト(www.fuxzy.cn)を通じて,会議への参加が決定している講義を担当する経方臨床専門家の学術資料を公開して,会議前に参加者同士の研究・交流を広く推進する。こうした事前の交流によって,当日の会議ではさらに良好な対面交流が可能になる。
本フォーラムが,国内外の臨床医師・研究者・中医愛好者に向けて,経方の学術交流のプラットホームを提供することによって,経方の臨床応用が促進され,その学術的レベルが向上するであろう。会議で募集する論文は以下の通りである。
一.募集論文内容
・歴代経方家学説の整理・研究
・経方の世界へ向けた伝播・応用の研究
・経方理論の源流探索
・経方臨床症例の総括
・経方家継承経験の総括・体得
・経方方証研究
・経方薬証研究
・経方の合方・加減原則の研究
・経方の治療過程・効果評価標準の研究
・経方の量と効果の関係に関する研究
・経方製剤規範の研究
・経方医学史の考証研究
・経方関連問題の多学科研究 など
二.論文募集要項
1.論文は,信憑性が高く科学的・先進的であり,論点が明確で正しい文字で書かれ,よく練られた言葉を使用していること。
2.論文は本文と中国語の摘要(300~500字)の2部に分け,原則として6000字以内とする。摘要には2~5のキーワードを含む。引用文は正確でなければならず,標準の簡体字・句読点および法定の計量単位を使用すること。
3.論文は電子メールにてjingfanglt@163.comへ送付。(注:電子メールによる投稿者は,「件名」に論文のタイトルを記入すること。論文を受信後,メールにて返信する。もし返信がない場合は,再度論文を送信してほしい)
4.論文には,執筆者の氏名・性別・生年月日・職種・職務・研究テーマ・医療的特徴・郵便番号・連絡先住所・所属先の名称・電話番号・メールアドレスなどを記した略歴を添付すること。また,科学研究テーマおよび大学院論文については,それを明記すること。
5.投稿された論文はすべて専門家の審査を受け,審査員は論文の改訂権を有する。要求を満たした論文は大会論文集に掲載され,優秀な論文は編集後正式に出版される。
募集締切日時:2011年4月20日
三.連絡先
1.武警北京市総隊第三医院中医科
所在地:〒100141 北京市豊台区小屯路10号
連絡担当者:陶有強
電話&Fax:010-5191-3033
携帯:138-1184-6639
E-mail:jingfanglt@163.com
2.中華中医薬学会国際交流部
所在地:〒100029 北京市朝陽区櫻花園東街甲4号
連絡担当者:閻錚・孫永章
電話&Fax:010-6420-6805
E-mail:zyyxhgjb@163.com
中華中医薬学界国際交流部
2010年1月7日