中医学の東洋学術出版社：その他

●王雪苔教授のプロフィール 　1925年生まれ，遼寧省義県出身。 　1944～1948年錦州医学院・瀋陽医学院にて学ぶ。卒業後は河北衛生学校で教鞭をとり，針灸学術についての研究を始める。のちに系統的に中医を学ぶ。河北人民医院針灸科責任者・針灸療法実験所教研組長・中医研究院編審室副主任・文献及歴史研究室責任者・針灸研究所所長・中国中医研究院副院長を歴任。中国中医研究専家咨詢委員会副主任・中国民間中医薬協会理事長・中国針灸学会副会長・前世界針灸学会連合会副主任・国家攀登計画「経絡的研究」項目顧問等。中国針灸学会・世界針灸学会連合会・北京針灸骨傷学院などの主要発起人の一人。 　針灸学の分野では，経絡・穴位に関する研究，特に灸の疾病治療への応用を重視し，古代灸法に関する大量の資料の発掘・整理を行った。中国中医研究医院所蔵の7000余りの中医線装本（和綴じの本）を自ら選別，また，国家科技進歩賞を受賞した『漢語主題詞表』の中医薬部分の主編も行った。医学史の分野では実存資料と歴史文献の照合を行うなど，針灸医学史・中医図史に深い造詣がある。 　主な著作（主編含む）は，『針灸学手冊』『中国針灸薈萃』『中国針灸大会』『中国医学百科全書・針灸学』『針灸学辞典』『針灸史図録』『針灸史提網』『中国当代針灸各家医案』など。