成都中医薬大学・郭子光先生と参加者のみなさま 2006.11.3
参加者の皆様,成都への長旅本当にお疲れ様でした。
終わってしまえばあっというまの5日間,収穫はいかほどでしたでしょうか。
今回の研修旅行では,成都中医薬大学の温かい歓迎を受け,最高レベルの先生方にご講義や臨床指導をしていただく機会に恵まれ,たいへん中身の濃い研修を行うことができました。
郭子光先生の「命門の火」に関する聞き応えのあるお話,チー魯光先生の目を見張るような「糖尿病・壊疽」患者さんの切断を回避させた中医治療例,陳潮祖先生のお弟子さんである周訓倫先生による「中医治療効果を上げるための要素」に関する講義と症例紹介などなど,日本では学ぶことのできないハイレベルな内容ばかりでした。
研修内容については,じつは事前に当社から大学側にあれこれと要望を並べて相当苦労をおかけしていたのですが,私たち訪問団を「老朋友」としてとても大事にしてくれた大学側の先生方が至れり尽くせりの準備をしてくださったおかげで,こんなにもすばらしい研修内容が実現できました。
成都中医薬大学のみなさまに,心から感謝しております!
研修内容の詳細は,のちほど『中医臨床』および東洋学術出版社ホームページなどでご報告させていただきますのでご期待ください。
今回の研修旅行の参加者のみなさまは,本当に日頃たいへんご熱心に中医学・漢方に取り組まれている先生方ばかりでした。
学習暦数年の方からベテランの方までを含む,合計13名が一緒に研修に望みました。
とてもよかったのは,参加者の皆さんが初対面とは思えないくらい,和気あいあいと楽しくお互いに勉強できたことでした。
成都で学んできた多くのことを,みなさまがこれから臨床で活かして成果をあげられるようお祈りいたします。
それと同時に,中国と日本との間に築かれた新たな交流の輪を,これからもひきつづき大切にはぐくんでいきましょう。