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もうすぐ出発… 成都の記事のご紹介

出発まで残すところ5日となりました。
みなさん,もうご準備は万全でしょうか?
パスポートは忘れずに入れてくださいね。

中国中医薬報の2006.10.26の記事に,次のような成都中医薬大学付属病院についての記事がありました。
四川は,中医学の特色をとても大切にしながら発展を遂げているということがよくわかります。

●その1●「新しい病院が開院」―――――――――――――――――――――――
 成都中医薬大学付属病院である,四川省中医院の外来・外科総合棟および第3入院棟の開院式典が10月25日に開催された。
この病院の建設には4億元がかけられ,建築面積は8.84万平方メートルある。
病床は新たな500床を増やしており,また1日の外来診察数4,000〜5,000人に応じることができる。第3入院棟は,一流の設備と先進的診療設備をそなえ,中医の特色を持つハイレベルの医療サービスを提供することができる,医療・保健・健康回復が一体化した中医の高度医療センターである。

 四川省委員会は四川省を「中医学に強い省」として打ち出すことを,省政府の一貫した戦略目標として定めており,資本を注いで全面的にこの病院設備を整備し,省をあげて中医の発展を支持している。


●その2●「光り輝く業績 すばらしい未来」―――――――――――――――――
進展する成都中医薬大学付属病院/四川省中医院について
 中医薬は人々に民族の貴重な宝物と称されており、中医の故郷、中薬の倉庫である四川省は、歴史的にも,また現代においても我が国の中医薬の伝承と発展においてけっして軽視することのできない貢献をしてきている。

 成都中医薬大学付属病院/四川省中医医院は長期にわたって発展する中で,中医薬の事業を発揚し,中医薬の特色を突出させることを病院の基本方針としてきており,それによって省全体における中医薬の優位を確立してきた。
 輝かしい歴史の中で,病院は全職員がしっかりと「中医の特色と優勢において優れた病院としての基本」を確立し,さらに「名医・名薬・名科・名院」という「四名」の戦略,「科学技術によって病院を盛んにする」という戦略,「人材による職業の強化」という戦略を協力に推進して,精力を集中して中医の優勢と特色の発揮に務めた。
 病院には名医が1カ所に集まっており,国家級指導者5人,省クラスの中医28人,政府の特殊手当を享受する専門家31人,省の学術技術指導者9人,中医薬の学術技術指導者4人がいる。
 現在,病院は全国の中医急症医療センター,および全国の中医眼病気センターとなっており,また国家局重点専門科としては,中医眼科、腎臓病内科があり,さらに省クラスの重点専門科としては肛腸科がある。それらを筆頭に,病院全体の中医の特色を有する専門科・専門疾患を共同で発展させていっている。
 重点的に設置されている,糖尿病・皮膚病・鍼灸推拿科・中医男性科など,いくつかの中医の特色と優位性をもった専門科,専門疾患は,望ましい発展を遂げている。
 病院の名老中医や,著名な臨床専門家は,長年の臨床経験を大成し,祖国の伝統中医薬理論,臨床用薬経験と現代科学技術とを結合して,百種類以上の先進的な中薬製剤を開発し,中薬の煎じ薬560種類,中成薬380余り,院内製剤では22種類の剤型の200種近くを臨床で応用しており,長期の臨床経験における検証によって,その治療効果が顕著で,信頼できる安全性を有していることが証明されており,患者に喜ばれている。
 “新型肺炎”が流行した際には,病院の製剤がその予防に積極的な役割を果たすことができた。

 対外交流は病院のもう1つの特徴であり,日本・ドイツ・米国など世界の10数カ国および香港・台湾地区は,広範な学術の交流,協力と友好的な往来を行っている。日本の広島病院とは友好病院としての関係を結んでおり,米国国際中医学院、ドイツの伝統中医・鍼灸協会などとは長期的な関係をもっている。
 国際交流が日に日に緊密さを増すなかで、病院は四川の中医薬がいっそう世界に広がっていくことを推進する課程で、ますます重要な作用を発揮している。

 数年来,病院は上級指導部の支持のもとで,ずっと科学的な発展観と科学的な管理理念を堅持し,比較的よい成績を得ており,未来の発展の中で,病院は引き続き正しい方向性を堅持し,絶えず総合的な水準を高めて,存分に中医の秀でた作用を発揮し,省全体の中医を扇動しながら,新たなステージで再度の飛躍の実現を目指す。

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2006年10月27日 12:08に投稿されたエントリーのページです。

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