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2006年10月 アーカイブ

2006年10月03日

四川関連の情報 いろいろなHPのご紹介

中国のネット情報はとても豊富で充実しています。
成都のことを知りたいと思って探してみたら,いろいろなHPがあることあること。
全部見ていたらすぐに日が暮れてしまいそうで,とても見きれません。
その中のいくつかをご紹介します(中文ページばかりですが…)。

中国・成都 http://www.chengdu.gov.cn/ 成都市人民政府主催のHPです。 成都市の天気予報も見られます。
成都在線 http://www.chengdu.cn/index.do 成都市人民政府ニュースサービス室主催のHPです。
四川新聞網 http://www.newssc.org/ 四川の新聞媒体が集まっているHPです。下の方に川劇のニュースがありました。今回の研修ツアーに川劇鑑賞を入れていますが,仮面が一瞬のうちに変わっていく,とても面白い四川独特の劇ということなので,楽しみですね。
川劇




四川中医薬在線 http://www.sctcm.gov.cn/ 四川省中医薬管理局主催のHPです。(以前一度紹介しました。)
中薬現代化科技産業(四川)基地 http://www.tcmbase.gov.cn/info/TLJSP1T91R.jsp 四川中薬産業と経済発展を推進する基地のHP。
四川省中薬通 http://www.tcm1.com/newtcm1/index.aspx 四川省中薬通電子商務有限責任公司主催のHPです。
さらにそのなか,http://www.tcm1.com/zyzy/cydd/cydd.asp に道地川薬に関するページがあり,参考になりました。
四川省中医薬研究院 http://www.sczyy.org.cn/ 中国7大中医薬研究院の1つ,四川省中医薬研究院のHP。どんな人材がいて,テーマの研究を行っているか,紹介されています。

 みなさんも,もし何か面白い情報を見つけたらぜひ教えてください。

2006年10月11日

四川語

先日,東京で日中伝統医学学術交流会が開かれ,成都中医薬大学からもお一人,基礎医学院院長の陳鋼先生がいらっしゃいました。
先生の話される中国語は,やっぱりちょっと標準語と発音がちがうようだと実感しました。

「11月に13人(シーサンガレン)で成都に研修旅行に行きます」というと,
先生は「???」と,理解できないご様子。
何度か言い直しているうちにようやくわかり,
「あぁ,スーサングレン!」

甲府商工会議所 成都事務所のHPにある,駐在員のための四川語講座が面白いのでご紹介します。
http://www.kofucci.or.jp/cci/keizai/seito/6_chinese/index.html

中国語が流暢な方から,ただいま学習中の方(←私です)に,ご参考にしていただけると思います。

2006年10月13日

成都で宿泊するホテル

今回の研修旅行で4泊するのは,成都市内のショッピングエリアの一角にある高級ホテル,総府皇冠假日酒店(ホリデーイン・クラウンプラザ成都)です。
HPはこちらです。

成都中医薬大(旧校舎)とその並びにある付属病院からも比較的近く,とても便利なホテルです。
今回はスタンダードルームより,ちょっといいお部屋を予約しています。
例年密度の濃い研修を企画しておりますので,みなさまに万全の体調でご参加いただけるよう,すこしでもお疲れの取れるホテルにお泊りいただこうと思います。

成都中医薬大学は,ただいま郊外に引越ししています。
旧校舎とホテルは割と近いのですが,選択研修の際,「中薬炮製実習」を行うところは新校舎(温洲),博物館があるのはまた別の施設(郫県)となっています。
温洲,郫県とも,それぞれ市内から車で1時間くらいかかる距離です。
ですので,研修3日目の午前中は,往復バスでの移動があります。

2006年10月18日

郭子光先生の咳嗽治療の論文について

旅行まで 早いものであと2週間をきりました。
先日ご案内した、先生方の論文の数々、みなさん一部でもお読みになられていらっしゃるでしょうか。
すべてを見るのはたいへんですので、ご参考までに参加者の方に読んでよかった論文のご感想をお聞きしてここでご紹介させていただきたいと思います。
郭子光先生の咳嗽治療に関する論文、私もちょうど読んで感銘を受けていたのですが、たいへん示唆に富むものでした。
以下が、参加者のお一人にお寄せいただいたご意見です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて、郭先生の「治咳経験」は、興味深く読ませていただきました。
中で高血圧患者の宣肺平喘に、麻黄の代わりに「地竜」を選用している
ところが私には意外でした。
地竜で思い浮かぶのは通絡作用、清熱熄風薬というくらいなのですが、
調べてみると平喘作用もあるのですね。また熄風薬には止痙作用もある
のですから、止咳治療に配合するのは自然なことなのかもしれないと
感じました。

2006年10月23日

陳潮祖先生は成都にいらっしゃいませんでした…(残念)

陳潮祖先生に面会したい旨について,ようやく大学から返事が来たのですが,じつは陳先生はいま成都にいらっしゃらず,老家のある宜ヘイ(うかんむり+兵)市(成都の南200kmのあたり)に住んでいらっしゃるそうです。
たいへんな陽虚で寒がりの先生でいらっしゃるというのは有名なお話でしたが,温かい故郷に帰られているのでしょうか…。

そんな事情で,たいへん残念なことではございますが,今回の研修中にお会いすることはかないませんでした。
ですので,陳先生の学術思想を受け継がれたお弟子さんである,周訓倫先生のご講義と臨床指導を受けることを楽しみにしたいと思います。

2006年10月27日

もうすぐ出発… 成都の記事のご紹介

出発まで残すところ5日となりました。
みなさん,もうご準備は万全でしょうか?
パスポートは忘れずに入れてくださいね。

中国中医薬報の2006.10.26の記事に,次のような成都中医薬大学付属病院についての記事がありました。
四川は,中医学の特色をとても大切にしながら発展を遂げているということがよくわかります。

●その1●「新しい病院が開院」―――――――――――――――――――――――
 成都中医薬大学付属病院である,四川省中医院の外来・外科総合棟および第3入院棟の開院式典が10月25日に開催された。
この病院の建設には4億元がかけられ,建築面積は8.84万平方メートルある。
病床は新たな500床を増やしており,また1日の外来診察数4,000〜5,000人に応じることができる。第3入院棟は,一流の設備と先進的診療設備をそなえ,中医の特色を持つハイレベルの医療サービスを提供することができる,医療・保健・健康回復が一体化した中医の高度医療センターである。

 四川省委員会は四川省を「中医学に強い省」として打ち出すことを,省政府の一貫した戦略目標として定めており,資本を注いで全面的にこの病院設備を整備し,省をあげて中医の発展を支持している。


●その2●「光り輝く業績 すばらしい未来」―――――――――――――――――
進展する成都中医薬大学付属病院/四川省中医院について
 中医薬は人々に民族の貴重な宝物と称されており、中医の故郷、中薬の倉庫である四川省は、歴史的にも,また現代においても我が国の中医薬の伝承と発展においてけっして軽視することのできない貢献をしてきている。

 成都中医薬大学付属病院/四川省中医医院は長期にわたって発展する中で,中医薬の事業を発揚し,中医薬の特色を突出させることを病院の基本方針としてきており,それによって省全体における中医薬の優位を確立してきた。
 輝かしい歴史の中で,病院は全職員がしっかりと「中医の特色と優勢において優れた病院としての基本」を確立し,さらに「名医・名薬・名科・名院」という「四名」の戦略,「科学技術によって病院を盛んにする」という戦略,「人材による職業の強化」という戦略を協力に推進して,精力を集中して中医の優勢と特色の発揮に務めた。
 病院には名医が1カ所に集まっており,国家級指導者5人,省クラスの中医28人,政府の特殊手当を享受する専門家31人,省の学術技術指導者9人,中医薬の学術技術指導者4人がいる。
 現在,病院は全国の中医急症医療センター,および全国の中医眼病気センターとなっており,また国家局重点専門科としては,中医眼科、腎臓病内科があり,さらに省クラスの重点専門科としては肛腸科がある。それらを筆頭に,病院全体の中医の特色を有する専門科・専門疾患を共同で発展させていっている。
 重点的に設置されている,糖尿病・皮膚病・鍼灸推拿科・中医男性科など,いくつかの中医の特色と優位性をもった専門科,専門疾患は,望ましい発展を遂げている。
 病院の名老中医や,著名な臨床専門家は,長年の臨床経験を大成し,祖国の伝統中医薬理論,臨床用薬経験と現代科学技術とを結合して,百種類以上の先進的な中薬製剤を開発し,中薬の煎じ薬560種類,中成薬380余り,院内製剤では22種類の剤型の200種近くを臨床で応用しており,長期の臨床経験における検証によって,その治療効果が顕著で,信頼できる安全性を有していることが証明されており,患者に喜ばれている。
 “新型肺炎”が流行した際には,病院の製剤がその予防に積極的な役割を果たすことができた。

 対外交流は病院のもう1つの特徴であり,日本・ドイツ・米国など世界の10数カ国および香港・台湾地区は,広範な学術の交流,協力と友好的な往来を行っている。日本の広島病院とは友好病院としての関係を結んでおり,米国国際中医学院、ドイツの伝統中医・鍼灸協会などとは長期的な関係をもっている。
 国際交流が日に日に緊密さを増すなかで、病院は四川の中医薬がいっそう世界に広がっていくことを推進する課程で、ますます重要な作用を発揮している。

 数年来,病院は上級指導部の支持のもとで,ずっと科学的な発展観と科学的な管理理念を堅持し,比較的よい成績を得ており,未来の発展の中で,病院は引き続き正しい方向性を堅持し,絶えず総合的な水準を高めて,存分に中医の秀でた作用を発揮し,省全体の中医を扇動しながら,新たなステージで再度の飛躍の実現を目指す。

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