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今年の研修旅行は成都です!

成都中医薬大学

第3回 中国研修旅行のご案内
[中医薬の故郷を訪ねる]―成都中医薬大学研修旅行2006


2004年の広州,2005年の南京と,小社では中医研修旅行を企画してまいりましたが,今秋は「中医の故郷」ともいわれる成都を訪れます。
成都のある四川省は,温暖・湿潤な気候と豊饒な土地を有し,豊富な薬剤に恵まれて歴代にわたって中医薬が発展してきた場所です。成都中医学院(現・成都中医薬大学)は,北京・上海・南京とともに中国で最初に設立された四大中医学院の1つです。北京中医学院が設立されたとき,四川から蒲輔周・任応秋・王伯学をはじめ,多くの著名な老中医が赴きました。
今回訪問する老中医のうち,傷寒論・各家学説の専門家として知られ,中医康復学科の創設者でもある郭子光教授はたいへん有名な方です。また,陳紹宏教授は急性疾患・難治性疾患の中医治療で豊富な経験をおもちです。そのほか,成都の方剤応用には定評があり,ぜひこの機会に日常臨床のヒントを探す成都の旅へ,皆さまのご参加をお待ちしています。

日程: 2006年11月1日(水)〜11月5日(日)(4泊5日)
催行最少人数: 10名
参加費用: 218,000円 (1人部屋希望の場合240,000円)
宿泊先: クラウンプラザ(Holiday Inn 成都)★★★★★

成都中医薬大学研修予定表 
*研修内容・指導教官は調整中のため,変更の可能性があります。

1日目11/1(水)午前/CA422便 成田8:55出発→成都到着15:30
         夜/自由行動 
2日目11/2(木)午前/臨床医学院−省中医医院研修:内科・郭子光教授(外来)
         午後/臨床医学院−省中医医院研修:外科皮膚科・鐘以澤教授(病棟) 
         夜/自由行動 or 川劇「変臉」の観賞
3日目11/3(金・祝)午前/大学見学・博物館見学,または中薬炮製実習・胡昌江教授(選択)
         午後/臨床医学院−省中医医院研修:内科・陳紹宏教授(病棟) 
         夕食/同仁堂の薬膳料理, 夜/自由行動        
4日目11/4(土)午前/方剤学・周訓倫教授(講義)「中医臨床効果に影響する素因について」
              臨床医学院−省中医医院研修:内科・葉伝恵教授(病棟)
         午後/中国で3番目に大きな薬材市場,蓮花池見学・薬材買物     
         夜/東洋学術出版社主催の晩餐会
5日目11/5(日)午後/CA421便 成都13:40出発→成田空港21:00到着

●お申込み・お問い合わせは,東洋学術出版社編集部までご連絡ください。
〒272-0021 千葉県市川市八幡2-11-5-403  
TEL 047-335-6780/FAX 047-300-0565  e-mail:kenshu@chuui.co.jp

なお,過去の研修旅行参加者の皆様およびすでに参加希望を承っている皆様へは,後日申込み用紙をお送りいたしますのでもうしばらくお待ちください。 

コメント (1)

桜太郎:

−−−引用−−−
香果−川芎
「芎窮(きゅうきゅう),蜀中いたる所に生える。九月九日,成都の薬市では芎窮と大黄が山と積まれ,その香りは千里に届く」『益都方物略記』より
−−−−−−−−
私が中国留学中に読んだ『中国薬話』(中国中医薬出版社)の一文です。これを読み,何が何でも9月9日に成都に行こうと思い,2001年の9月9日に荷花池中薬市場を訪れました。

所狭しと並べられた中薬を見て,大変興奮したのを覚えています。特に印象に残っているのは,川芎(せんきゅう),白芷(ビャクシ),川貝母などです。また始めて目にする動物生薬もたくさんありました。

市場内の一角にある食堂で食べた牛肉面は,香草が効いていて美味しかったです。

本当にまた行ってみたいです。時間やお金に余裕があったら・・・

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2006年07月25日 10:41に投稿されたエントリーのページです。

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