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漢方と診療 通巻30号(Vol.8 No.2)
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【特集】ジェネラリストのための漢方薬 -急性期医療で役立つ使い方-
わが国では高齢化に伴い特定の臓器や疾患だけではなく,多様な健康問題を抱える患者が今後ますます増えることが予想されている。そうした中で,幅広い視野で患者を診る総合診療医にいま注目が集まっている。
冒頭の鼎談は,「こんなケースに使ってみよう!(総合診療編)」と題し,NHKの番組『総合診療医ドクターG』に出演の林寛之先生(福井大学医学部附属病院)を司会に迎え,小淵岳恒先生(福井大学医学部附属病院)と加島雅之先生(熊本赤十字病院)が参加。総合診療を担うジェネラリストが身につけておきたい漢方薬の使い方について,実際の症例を交えて話し合っていただいた。そこでは,総合診療の現場において急性期から活用できる漢方治療のヒントが見えてきた。
インタビューでは,高度救命救急センターで集中治療の専門医として治療にあたる熊田恵介先生(岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター)に,3次救急の最前線で漢方薬をどのように活用しているかうかがった。
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定価 : 本体560円+税
SOLD OUT
【特集】ジェネラリストのための漢方薬-急性期医療で役立つ 使い方- |
◇鼎談「こんなケースに使ってみよう!(総合診療編)」
<司会>林 寛之(福井大学医学部附属病院)
小淵 岳恒(福井大学医学部附属病院)
加島 雅之(熊本赤十字病院)
◇インタビュー「第3次救急で活用される漢方薬」
熊田 恵介(岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター)
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◆本号の主な内容 |
■[特集]ジェネラリストのための漢方薬-急性期医療で
役立つ使い方-
■[インタビュー&セミナーレポート]私が伝えたい漢方
(板倉英俊先生)
■[シリーズ 漢方をいかに学ぶか,いかに活かすか]
今,総合診療・地域医療・災害医療・高齢者医療に
漢方が求められている
-研修医の高まる漢方学習意欲に応える-
(東北大学病院総合地域医療教育支援部・漢方内科)
■[特別リポート]髙山宏世先生講演会
『金匱要略』をもっと読もう―『金匱』の魅力と処方の
活かし方
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目次⇒目次をPDFで見る
●特集/ジェネラリストのための漢方薬-急性期医療で役立つ使い方-
◎鼎談/こんなケースに使ってみよう!(総合診療編)
<司会>林 寛之(福井大学医学部附属病院)
小淵 岳恒(福井大学医学部附属病院)
加島 雅之(熊本赤十字病院)
◎インタビュー/第3次救急で活用される漢方薬
熊田 恵介(岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター)
漢方薬プラスα―生活指導で効果UP 17/common diseaseこそ 漢方薬を
上田 ゆき子(日本大学医学部附属板橋病院 ・ねりま西クリニック)
こんなとき,何を出す? 処方選択トレーニング28/変形性関節症
伊藤 隆(東京女子医科大学東洋医学研究所)
◎投稿・症例アブストラクト
腰椎術後の原因不明の斜頸に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が奏効した症例
今井美奈(済生会川口総合病院)ほか
男性の酒皶(赤鼻)に桂枝茯苓丸加薏苡仁が著効した1症例
山田義貴(山田皮膚科医院)
ロキソプロフェンナトリウム水和物の薬物乱用頭痛に対し呉茱萸湯が著効を示した症例
山﨑一男(平中央医院)
経腸栄養剤投与患者の吃逆に六君子湯を使用した1例
中尾健太郎(新戸塚病院)ほか
レイノー症状を伴う四肢の冷えと痛みに四逆散が著効した症例
飯島慶郎(浜田市国民健康保険大麻診療所)
訃報/西村元一先生のご逝去を悼む
舌診入門38/舌いろについて その5(舌いろ演習III 舌は何を訴えているのか?)
三谷和男(三谷ファミリークリニック・奈良県立医科大学)
方剤における生薬の役割23/半夏◎半夏白朮天麻湯・小半夏加茯苓湯
榊原巌(横浜薬科大学)
三島便り・漢方のある日々32/漢方は心の病にどこまで踏み込めるか
中川良隆(中川内科医院)
漢方診療ワザとコツ No.49/漢方の考え方―その10 併病について
織部和宏(織部内科クリニック)
漢方のたからもの41/松岡玄達とその著述
小曽戸洋(北里大学)
私が伝えたい漢方 第10回/板倉英俊 先生
シリーズ 漢方をいかに学ぶか,いかに活かすか 第9回/
東北大学病院総合地域医療教育支援部・漢方内科
特別リポート/髙山宏世先生講演会
『金匱要略』をもっと読もう―『金匱』の魅力と処方の活かし方
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