今回の講習会は,「李世珍の針」の「実力養成コース」(中級篇)になります。臨床的に確かな成果をあげる力を養うための講習です。
証タイプ別に「李世珍の針」の代表穴を取り上げて,症例を使った実践形式で講習します。今回の講習会では,下記の参加条件にある重要穴20数穴の中から,津液病(あるいは気病)に用いる代表穴を1~2穴選び,さらにそれと配穴する副穴(数穴)に絞って実技講習・症例討論を行います。
講習の進め方:
講習会では,津液病(あるいは気病)の症例を,虚実各1症例ずつ取り上げます。午前中に症例を提示し,昼休み中に参加者の皆さんに弁証論治を考えていただき,午後から講師がモデルを使って弁証論治と手技の解説つき実演を行います。講師との活発な症例討論を展開してください。また,それぞれの代表穴には,講師が参加者全員に刺針を行い,講師の針を体験してもらいます。
スケジュール:
開催日 講師 内容
7月30日(日)
9:00-17:00 白川徳仁先生 津液病(陰虚・痰湿)の代表穴と,それに配穴する副穴を使った実技講習・症例討論
8月6日(日)
9:00-17:00 関口善太先生 気病(気虚・気滞)の代表穴と,それに配穴する副穴を使った実技講習・症例討論
* 午後の実技および討論に備えて,昼食は早めにとります。
* 代表穴・配穴は参加条件〈2〉の経穴が主体となります。
参加条件:
〈1〉中医基礎学・中医診断学を理解していること。
(症例討論中に基礎的なことがわからず質問することは,ご遠慮ください)
〈2〉以下の20数穴は重要穴として『臨床経穴学』記載の内容を学んでおくこと。
重要穴:後谿・外関・合谷・曲池・内関・間使・太淵・尺沢・神門・委中・崑崙・陽陵泉・丘墟・足三里・豊隆・陰陵泉・三陰交・太衝・太谿・復溜。そのほか背兪穴・中脘・気海・関元・大椎・命門など。
〈3〉講習会までに手技の訓練をしておくこと。
これまで操作の指導を受けたことのない方は,ムック『李世珍の針』のCD-ROMを参考にして,両手とも3分間以上連続操作できるよう訓練しておくこと。
●会場:東京医療福祉専門学校(新校舎)
〒104-0032 東京都中央区八丁堀1-11-11 >>>会場の地図
●参加費:10,000円(1日のみの参加の場合は6,000円)
●定員:30名ずつ
●申し込み:東洋学術出版社・イノウエまで
TEL:047-335-6780 / FAX:047-300-0565
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