中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

郭教授は1932年に重慶の中医家系に生まれ，幼少の頃から父の薫陶を受けてこられました。
1952～55年，悬壶郷で後任県城関医院主任を務め，1956年に成都中医学院（現・成都中医薬大学）に入り，卒後は大学に残り中医内科・傷寒・各家学説等の教育・臨床・研究に従事されてきました。

日本の漢方医学に対する造詣も深く，古くから日本の漢方家と深く交流を続けてこられた先生でした。1986年には日本東洋医学会の招きで，「小柴胡湯証治」のテーマで特别講演もなさっています。
2006年に東洋学術出版社主催の成都研修旅行で，13名の医師・薬剤師らと成都中医薬大学を訪ねた際には，「命門および命門火衰の弁治」をテーマに講義していただきました。
編著は多く『現代中医治療学』『傷寒論湯証新編』『日本漢方医学精華』などがあり，発表した論文は160余りに及びます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

（編集部）