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中薬製品が初の英国・MHRAの認可を
『中国日報』によると,3月2日に上海で行われた英国政府主催のThe GREAT Festival of Creativityにおいて,英国オックスフォードにあるライフサイエンス企業・凡諾華集団(Phynova)が製造する「凡諾華緩解関節筋肉疼痛片」が,中草薬製品として初めて英国医薬品医療製品規制庁(Medicines and Healthcare products Regulatory Agency:MHRA)の認可を受け,全英国のOTC専門カウンターにおいて販売が可能になった。同薬品は,2004年4月にEUが「伝統植物薬登録手順指令」を公布して以来,英国で初めて登録に成功した中薬製品である。またこのことは,MHRA政策の進展をはっきりと示したものである。
「凡諾華緩解関節筋肉疼痛片」の活性成分は豨薟草(きれんそう)であり,中国では猪膏草と呼ばれている植物で,味は苦く寒性であり,臨床ではおもに慢性関節リウマチの疼痛治療に用いている。
英国は2011年からEU規定の実施を開始しており,中成薬製品は製品登録ライセンスを取得しなければ販売できない。また2013年にはMHRAが,国民が安全な草薬製品を購入・服用できるようにと,2014年4月30日から未登録の草薬製品の販売を全面的に禁止している。
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