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中医薬によるH7N9型鳥インフルエンザに対する予防・抑制作用は顕著

中医治療を行った24症例に良好な治療効果

 国家中医薬管理局は4月17日に記者会見を行い,H7N9型鳥インフルエンザに対する中医治療関連作業状況を発表した。同日時点までで,合計77症例のうち中医薬治療を行ったのは24症例であり,ともに比較的良好な治療効果をあげている。臨床報告によると,中医薬は早期治療における効果が特に顕著であり,中・重度の患者に対しても,ある段階においては重要な役割を果たしているという。専門家は,中国は中医・西洋医という2つの優位性をおおいに発揮させるべきであり,早期治療に中医を取り入れ,さらに積極的に活用するとよいと話した。
 また国家中医薬管理局は4月5日と13日に,H7N9型鳥インフルエンザの中医薬予防・抑制専門家グループを組織し,同メンバーを2度に渡り上海・江蘇・浙江・安徽に派遣して,中医薬による治療状況を把握すると同時に,地域の中医薬による予防・抑制作業の指導を強化した。専門家グループのメンバーである,北京中医薬大学東直門医院の姜良鐸教授と,首都医科大学付属北京中医医院の劉清泉教授は,中医薬による治療状況を以下のように紹介した。

中医薬による早期治療は効果が顕著であり,中・重度の患者に対しても,ある段階において重要な役割を果たしている。
最も早く中医治療を行い,良好な治療効果が現れた江蘇省の79歳の重篤患者は,すでに自己歩行が可能になっている。
北京の女児患者は,タミフルを服用後も15時間高熱が引かなかったが,中医治療を開始すると,3時間後に熱が下がり再発もしなかった。


中国中医薬報[20134.18]

翻訳:平出由子

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