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中成薬「血脂康」米FDA第2相試験に成功
このほど脂質調節の中成薬「血脂康」がFDAの第2相臨床試験に成功したことが明らかになった。これはすでにFDA第2相試験を成功させていた天士力グループの「複方丹参滴丸」に続く成果である。
「血脂康」は2006年に正式にFDAに登録申請され,2008年9月第2相臨床試験の許可を得て,2011年初めより第2相試験が始まっていた。研究はICH(国際協調組織)のGCP標準にのっとり,中米両国の10以上の機関で同時に進められていた。米カンザス大学医学センターのMarioty教授は,116例の高脂血症患者を,プラセボ群,「血脂康」高容量群・低容量群に無作為に分け12週間観察したところ,「血脂康」はLDLコレステロールのレベルを著しく低下させ,安全性も良好であったと述べている。
この臨床研究は中国国内でも重視されていて,2010年に国家「12期5カ年計画」重大新薬創製専門プロジェクトの支持を得ていた。(編集部)
【参考】 中国中医薬報(2013.1.17)
「血脂康」:主成分は紅麹。中国では「血脂康カプセル」として販売されており,除湿去痰・活血化瘀・健脾消食の効能があるとされ,脾虚痰瘀阻滞症の息切れ・無力・めまい・胸悶・腹脹・食欲不振や,高脂血症,さらに高脂血症や動脈硬化症に伴う心脳血管疾患の補助治療に用いられる
(百度百科)
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