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衛生部部長陳竺氏,中国の2013年衛生行政の方向示す
2013年全国衛生工作会議が,1月7日に北京で行われた。衛生部部長の陳竺氏は,「党の18大精神を徹底的に実行し,国民の健康レベル向上のために奮闘努力する」と題した業務報告のなかで,2013年も医療改革を継続して深化させることを衛生部門の主要任務と認識し,「基本保持・末端強化・体制の構築」という原則をふまえて,関連する問題を掌握し,政策措置を整えて,サービスの質と改革効果のさらなる向上に努めると指摘した。
陳竺氏は,医療改革の経験を総括し,①公共医療衛生の公益性を保護するという改革理念や,国民の健康サービスの堅持という改革の方向性,さらに全国民が基本医療サービスを受けられるという改革目標は正しい,②基本医療衛生制度という改革任務を構築し,基本保持・地域医療の強化・体制の構築という改革原則を遵守することは国情に合致する,③全面的な計画を立て,重点を明確にして,順序よく改革を進めるという改革路線は非常に有効である,ということを実践が証明していると話した。
しかしマクロ的な情勢変化は,政府の進める改革の中心を基本医療・基本医療保険・基本医薬などの問題解決に据えることを要求しており,日々高まる国民の医療衛生サービスに対する多層化・多様化というニーズにはいまだ応えられておらず,「看病難,看病貴」という問題も解決されず,中国の基本医療衛生制度は依然として整っていないことをはっきりと認識しなければならない。現在,改革はすでに難関に挑む段階に突入しており,中央政府の全体計画と要求をふまえ,医療保障・医療サービス・公共衛生・薬品供給・監督管理体制という5つの分野における総合的改革を推し進める,と述べた。
中国中医薬報[2013.01.09] 翻訳:平出由子
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