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3級中医病院で中医の特色発揮 新基準公布
先ごろ,国家中医薬管理局は「三級中医医院評審標準(2012年版)」「三級中西医結合医院評審標準(2012年版)」「三級民族医院評審標準(2012年版)」を公表し,中医薬,中西医結合,民族医薬の特色を発揮することで,3級病院の総合的なサービス能力向上をめざす新基準を明らかにした。
「三級中医医院評審標準(2012年版)」:
中医師の数は医師総数の60%以上とする(60%に満たない場合は前年比で5%以上上昇させる)。非薬物の中医治療を受ける人数は外来受診総数の10%以上とする。中薬の処方数は外来における処方数の平均60%以上とするなど,22項目。
「三級中西医結合医院評審標準(2012年版)」:
中医師・民族医・中西医結合医の数は医師総数の60%以上とする。非薬物の中医治療を受ける人数は外来受診総数の7%以上とする。中薬の処方数は外来における処方数の平均40%以上とする。中医による予防保健カウンターを設ける。治未病のサービス能力を満たす人員を配置するなど,21項目。
「三級民族医院評審標準(2012年版)」:
民族医・中医師の数は医師総数の70%以上とする。病院と診療科では民族医薬の特色を強調した名称をつけ,非薬物の中医治療を受ける人数は外来受診総数の8%以上とする。民族薬の処方数は外来における処方数の平均70%以上とするなど,22項目。
中国中医薬報(2012.6.18)
【編集部注】
3級病院:中国の病院は3~1級の3段階のレベルによって分類されており(さらに各級で甲・乙・丙の順に3段階にレベル分類されている),3級が最もレベルが高く,3級病院は省レベルの大都市,2級病院は県レベルの都市,1級病院は社区や郷鎮に設置されている。
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