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2011年の中医病院数は2,831施設に~中国衛生部統計を公表~
6月6日,中国衛生部は2012年中国衛生統計の概要を公表し,主要データを発表した。それによると,2011年の中医病院数は2,831施設に達し(中西医結合病院や民族病院は含まない),2010年比で53施設増加した。年間に外来を訪れた患者は22.1億人おり,そのうち4.2億人以上の患者が中医科を選択し,19.1%を占めた。この数は内科の4.6億人に次ぐ。
概要によると,中医病院のうち220施設は3級病院であり,3級甲が160施設,乙が51施設であった。2級中医病院は1,601施設,1級中医病院は287施設,等級未定の病院が723施設であった。半数以上の中医病院にはベッドが100~500床ある。2011年,中医病院にはベッドが合計で47.7万床あり,2010年の42.4万床と比べ12.5%増加した。これは総合病院の9%と比べ3ポイント上回る。
中医病院の外来患者は3.61億人で,総外来患者に占める割合は16.0%,中医病院の入院患者は1,349万人で,総入院患者に占める割合は12.5%であった。中医病院には衛生要員が59.9万人おり,医療技術要員が49.8万人,執業(助理)医師は19万人,登録されている看護士は18.6万人いる。中医病院のベッド使用率は86.3%で,2010年比で2.2ポイント上昇した。中医病院の医師が診療する患者数は1日平均7.6人で,これは総合病院の医師の診療数より多い。また医師が担当するベッド数は1日平均2.1床で,これは総合病院の水準よりも低い。
中国中医薬報(2012.6.7)
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