中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　　山西中医学院，山西振東製薬株式有限公司とオーストラリアのアデレード大学は共同で「振東中澳分子中国医学研究センター」を創設し，５月11日，北京にて設立大会が開催された。大会には，衛生部副部長・国家中薬管理局局長の王国強氏，オーストラリアの駐中国大使のFrances Adamson氏，山西省政治協商会議副主席・山西中医学院院長の周然氏，国家中医薬管理局副局長の于文明氏らが出席した。
　　「振東中澳分子中国医学研究センター」はアデレード大学に設置され，システム生物学（systems biology），ネットワーク生物学（network biology）と，中医学を結びつけた中薬資源と製品開発の研究を行う。同研究センターは国際化した産学研究を結びつけたモデルであり，西側諸国の有名総合大学に設けられる中国初の中医薬連合研究センターである。
　　同研究センターでは，すでに第１陣となる５つの協力研究プロジェクトを確定しており，中医の蔵象理論，山西省の道地薬，優れた中成薬の２次研究開発などを進める。

中国中医薬報［2012.5.14］より抜粋