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2012年の流行性感冒『中医薬の予防治療計画』出る

　　このほど，国家中医薬管理局医政司組織局から，公共事件中医薬応急専門家委員会が研究制定した『2012年時行感冒（乙型流感）中医薬防治方案（試行）』が出された。今春以来，中国全体でインフルエンザの発生率は上昇しており，一部地域で発生した流行性感冒は，おもにB型インフルエンザウイルスであったとされる。

【治法と処方など】
治　　法：解表宣肺・清熱透邪・止咳利咽
処　　方：荊芥10g，蘇葉10g，羌活10g，黄芩10g，連翹15g，炒梔子10g，牛蒡子10g，桔梗６g，杏仁10g，芦根15g，生甘草５g。水煎服，毎日１剤もしくは２剤。
加　　減：頭痛があれば白芷を加える。咽痛があれば錦灯籠。舌苔厚膩には生薏苡仁・佩蘭を加える。高熱が３,４日続く場合は生石膏・知母を加える。便秘には虎杖を加える。黄色く粘稠な咳痰があれば魚腥草・金蕎麦。胸悶には蘇梗を加える。
中成薬：疏風解毒カプセル・連花清瘟カプセル（連花清瘟エキス）
中薬注射剤：柴胡注射液・喜炎平注射液・苦碟子注射液・熱毒寧注射液・痰熱清注射液。
予防処方：桑葉6g，蘇葉6g，芦根15g，生甘草3g，水煎服，１日１剤。

中国中医薬報［2012.4.11］

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