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ISOの鍼灸針WG 第1回会議を招集
国際標準化機構(ISO)の中医標準技術委員会・鍼灸針ワーキンググループ(ISO/TC249/WG3)の第1回会議が10月20~21日に北京で行われ,鍼灸針の国際標準の制定や,「単回使用滅菌鍼灸針」の標準草案の細則などの問題について討論が繰り広げられた。
2009年にISOに設立された中医標準技術委員会(TC249)は,中医関連の貿易製品に関する標準の制定を進めており,WG3は鍼灸針の国際標準の制定作業を専門に行っている。
中国は鍼灸のさらなる発展のために,まずISO/TC249において鍼灸針の国際標準の項目を提案した。2011年7月8日には表決によってこれが採択,立案され,鍼灸針WGが成立し,鍼灸針の国際標準の制定作業を正式に開始した。
今回の会議では,おもにWG3の業務範囲や計画,および「単回使用滅菌毫針」の標準草案について話し合われた。「単回使用滅菌毫針」のプロジェクトグループの報告によると,各国の専門家が標準草案の各条項について討論し,基本的に同意に至ったという。またこれと同時に,専門家たちは帰国後,自国の鍼灸針の使用状況についてさらに踏み込んだ調査を進め,それを迅速にWG3の事務局に報告して,今後の標準制定作業を後押しするようなデータを提供することを約束した。
中国中医薬報[2011.10.27]
翻訳:平出由子
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