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新型インフルエンザ予防・治療で,北京市が中医薬研究に予算投入
北京市中医薬管理局によると、北京市政府が近日中にも1000万元の予算を投入して、中医学による新型インフルエンザ治療の臨床研究と治療予防薬の選別を行うことを決めた。
この研究により、新型インフルエンザ治療に対する中医学の安全性・有効性・信頼性の科学的根拠を示したいとしている。
北京市中医管理局科教処の屠志涛処長によると、今回北京市政府が投入する1000万元のうち、400万元は、無作為・二重盲検・他施設共同臨床研究を行うことによって、既に公表されている中医学の新型インフルエンザ予防治療案の有効性を検証する。残りの600万元は、実験室での研究に使われる。こうした一連の研究を通じて、予防や治療に使える中医薬や、対処療法としても使える解熱中医薬、さらには西洋薬と併用できる中医薬(刻み生薬や中成薬も含む)を選別する。計画では、2009年8月中頃までに研究を終える見込み。
今回の一連の研究は、北京市中医管理局や北京市科学委員会が計画立案し、中国中医科学院や中国疾病予防コントロールセンターの臨床・薬理・流行病学関係の専門家が参加することになっている。(2007年7月記 健康報より 藤田 康介)
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