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赤外線を使って中医学の「寒熱温涼」測定術
中国国家中医薬管理局科技司が「赤外線サーモグラフィを使った画像採取規則の研究~医学影像環境標準研究」の専門家による研究評価を行い、これら技術が中医診察において応用されることが可能で、中医診察の「可視化」に役立つ診療器機になりうるとして、その研究意義を認定した。
人体組織は、病変する前段階で何らかの変化が出てくることが分かっているが、その中でも、病巣付近の温度変化に注目して、その変化の様子と範囲の大きさで疾病の性質や程度を知ることができるとしている。そこで、温度変化を前もって知ることで、病変を予測しようという試みでもある。
赤外線サーモグラフィを応用して、人体の熱の発散情況を肉眼で観察し、その分布を分析して、今後中医学の「寒熱温涼」理論と結合させ、中医学診察の発展に寄与するものと期待されている。(2009年5月記 中国中医薬報 5月27日付け 藤田 康介)
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