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上海市、12月より使い捨て鍼灸針に統一
上海市では、2008年12月1日より市内すべての医療機関で、使い捨ての鍼灸針が使われることになった。これにあわせて、医療機関で消毒して繰り返し使われていた鍼灸針の使用は一切禁止となる。
これまで公的医療保険の関係もあり、上海市内の医療機関ではその多くで使い捨て鍼灸針が使われていなかった。しかし、感染症の問題で、鍼灸治療の患者の間でも不安感があった。そこで、これまでは鍼灸治療を受ける患者が、自分で使い捨て針を購入して病院に持ち込んでくる人も多かった。
今回の使い捨て鍼灸針の使用に関しては、その価格は『上海中医サービス価格の規範と改訂の通知』で明らかにされている。また、使い捨て鍼灸針の処分に関しては『上海市医療廃棄物衛生管理規範』に基づいて処理しなければならないとしている。
さらに、市内の各医療機関に関して、11月中に使い捨て鍼灸針を使うための準備を完了させなければならないと通知をだした。(2008年11月記・医師 医学博士 藤田 康介)
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