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太極拳が関節痛の緩和に有効、米国の研究
米国ボストンのTufts Medical Centrerの研究によると、10月25日にアメリカで開催されたリウマチ学術会議で、中国の伝統的な運動の一つである太極拳が、膝関節痛の痛み緩和に有効であるという研究結果を発表した。この中で、太極拳による動作で、膝運動の自己修復が可能であるとも報告している。
研究では、60歳前後の膝関節炎の患者に対して、12週間の追跡調査を行った。一つのグループの患者は、毎週1回30分の太極拳の練習をし、もう一方のグループの患者は、一般的な関節運動行った。いずれのグループも10年以上関節炎を患っている患者だ。この結果、太極拳をやっていたグループの方が、関節痛の痛みが明らかに緩和され、体の機能も改善されたという。
Tufts Medical Centerの研究グループでは、過去の研究でも太極拳の緩慢な動作が、筋肉の働きを改善し、体の平衡性や運動能力を高める作用があるという研究結果も発表している。(2008年11月記・中国中医薬報藤田 康介)
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