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台湾の馬英九総統、中薬のグローバル化を促進

 このたび中薬グローバル化連盟(CGCM)が台湾の陽明大学で研究討論会を開催した。これに際し、馬英九総統は中医薬の近代化・グローバル化はまさに「天時、地利、人和」(天のもたらす機運、地勢の有利、人心の団結)であると説いた。
 台湾の『中広新聞』は、馬英九総統は中医薬の効能および中医薬グローバル化促進を公認しただけでなく、台湾萬華区青草巷(台湾有数の中薬問屋街)に赴き、伝統中医薬がどのように民間生活に浸透しているかを体験した、と伝えた。
 中薬グローバル化連盟は、台湾中央研究院院士・エール大学薬理系講座教授の鄭永斉を発起人として、2003年12月に設立された。連盟の設立趣旨は、中薬をグローバル化し、中医薬学を各国の医療体系に組み込み、さらに各国の中医薬研究団体と連携し、技術・経験を共有し、最終的にアメリカFDAの承認を得て、中医薬の恩恵を全人類が享受できるようにすること、としている。
 今回の研究討論会では、中薬の品質管理・中薬のデータベース化・国際的臨床試験の促進など、多数の議題について討論された。討論会には300名の中医薬研究学者が出席し、そのうち約半数の140名が海外からの出席者であった。今回の討論会は、今後の中薬の現代化に向け大きな意味をもつものといえるだろう。(中国中医薬報[2008.8.29]より 潮崎弘一)


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