中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　ＷＨＯは中国衛生部および中国国家中医薬管理局と共同で11月７～９日，北京において伝統医薬大会を開催する。
　2008年はＷＨＯ発足60周年，「西暦2000年までにすべての人に健康を」という目標を打ち出したアルマアタ宣言から30周年にあたる。今回の大会はＷＨＯが初めて開催する伝統医薬の大会であり，中国衛生部陳竺部長はこの会議を伝統医学のオリンピックのように盛り上げたいとしている。

　この大会では，各国の代表および関連する非政府組織がＷＨＯ草案の「北京宣言」に対して討論を行い，評議，通過後，ＷＨＯを通して発布する。大会ではほかに伝統薬物分科会・針灸療法と人類健康分科会・衛星保健手法治療分科会・衛生保健システムにおける自己保健分科会が開かれる。

　会議期間中，代表らは北京の中医医院と地区衛生サービス機構を訪れ，伝統医学が初期医療の中でどのようにその作用を発揮しているかを確認する。また，国家中医薬管理局は大会期間中の11月６～９日，国際貿易センターにおいて「中国中医薬展」を開催する。