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中医効能の食品表示濫用も違法、9月1日より新規定
中国では9月1日より食品に記載される中医用語の規定を強化する。これまで、スーパーなどで売られている食品に、一部で中医学で使われる「消滞開胃・生津止乾」などの用語を使っていたが、こうした表記は消費者に疾病の予防と治療の効果があると誤解させる可能性があるため、ふさわしくないと判断された。
中国国家質量監督検験検疫総局によると、これらは9月1日に施行される『食品標識管理規定』に盛り込まれるもので、中医学をうたった食品から消費者を保護する目的だという。違反企業が改善しなかった場合は、1万元(約15万円)以下の罰金となる。
ちなみに、多くの中国人は「化痰止咳・清熱潤肺」などの中医用語にはある程度慣れ親しんでおり、企業側も巧みに広告として用いることがよくあった。(2008年8月記・医学博士・医師(中医)藤田 康介)
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