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刻み生薬の地方規定が2008年1月より上海で施行
上海市内には刻み生薬を生産している企業が17社ある。しかし、問題が少なくない。
2007年度の薬局などで1026回行われた生薬の抜き打ち検査で、不合格率が24%にも達した。
中には、大手の正規製薬メーカーの刻み生薬からも不合格製品が発覚している。これまでの調査では、生薬の炮製方法に関して、加工方法やその過程に関しては規定があるものの、刻み生薬そのものの有効成分や検査項目に関して明確な基準がなかった。
上海市では1994年に制定された『上海市中薬炮製規範』を運用してきたが、その内容に関しては、現在の品質要求にそぐわないと以前から指摘されていた。そこで、上海市食品薬品監督管理局では、2009年1月1日よりあたらしい『上海市中薬炮製規範』を施行することになった。(2008年8月記・医学博士 医師(中医) 藤田 康介)
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