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8月の上海、急性結膜炎に注意を
上海市疾病予防コントロールセンターでは、8月に発生する疾患の注意を市民に喚起した。この中で、上海市では毎年8~9月にかけて上海市では急性結膜炎とインフルエンザ、チフスの流行が多数発生している。また日本脳炎やデング熱など蚊を媒体とする伝染病が発生しやすい季節であるため、蚊の対策が重用しされている。上海市でも、政府が重点的に蚊の対策を行っている。
このうち、8月~9月に流行する急性出血性結膜炎は、1~2日の潜伏期の後、眼の痛み、めやに、眼の充血、違和感などで突然始まり、接触によって感染する。そのため、タオルなどは自分用のものを持ち歩き、ホテルなど公共のタオルものはなるべく使わないように呼びかけている。手洗いなどの基本的な対策も重要だ。
腸チフスも、上海で夏に発生しやすい疾患のひとつで、チフス菌に汚染された飲み水や食べ物が原因。これも日常生活の不衛生な状態が引き起こすので、とくに上海市郊外などでは生水を飲んだり、不衛生な食物を口にしないことが大切だ。(2008年8月記 医学博士・医師 藤田 康介)
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