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中医学各分野に作られる中国の国家職業資格
中国の労働保障部門では、2008年3月1日より『中医薬行業特有工種職業技能鑑定実施弁法』を施行する。
今回、新たに中国の国の資格として認められるのは、中薬販売員・中薬調剤員・中薬材種植員・中薬炮製と配製員・中薬剤生産管理員・中薬液体製剤工・中薬個体製剤工・中薬検験工・中医刮痧師の9つの国家職業資格と呼ばれる資格。これら資格は、中国国家中医薬管理局職業技能鑑定センターで組織され、初級・中級・高級の技能資格の区別があり、技師と呼吸技能技師資格の資格試験も実施される。
今回の制度で注目されるのが、中医刮痧師の資格だろう。刮痧は、中国人の庶民の間でも広く親しまれている健康法の一つで、毛細血管を拡張し、汗腺の分泌を盛んにし、血液循環を促進する働きがある。施術は技術的にも簡単なため、中国人の家庭でも水牛の角の代わりにお椀やスプーンなどを使って行われる。いままで資格は必要なかったが、推拿師やリハビリ師のように資格を必要とするようになった。(2008年2月 山之内 淳)
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