|
▼中国最新情報
« 中国最新情報 トップに戻る
中仏中医薬合作委員会が成立
2007年11月30日,北京において中仏中医薬合作委員会が成立し,その第1回会議が開催された。当委員会の委員長には,中国衛生部副部長・国家中医薬管理局局長の王国強氏,フランス工学アカデミー会長のFrançois Guinot氏がそれぞれ就任した。
今回の会議では,2007年3月に調印された「中華人民共和国政府とフランス共和国政府の中医薬領域における合作に関する協議」に従い,合作項目が決定された。その具体的な内容としては,以下のようなものがある。
・がんや心脳血管病などの疾病を対象に,フランスの先端技術を応用した新しい中薬の開発
・がんや湿疹など多くの疾病に対する中薬の臨床効果の共同評価
・中薬治療の有効性およびその作用機序の研究
・開発の可能性を有する候補中薬あるいは健康関連製品の研究開発
・中仏両国での中医薬臨床研究合作センターの設立と中医薬臨床研究の推進
・疾病に関連した中薬材のフランス薬局方への収載
・単味薬材の,フランスあるいはヨーロッパの新たな薬局方収載のための基盤研究
・研究員相互派遣,定期的な学術交流および短期研修の実施
委員会では毎年会議を開き,確定項目についての実施状況の検査や問題解決,新たな項目の取り決めなどを行う。また,必要に応じて専門家グループによる委員会への諮問機関も設ける。(2007年1月記 中国中医薬報(2007.12.5)より抜粋 sen)
ページトップへ戻る
|