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広州の温病学専門家、劉仕昌教授が死去
中国でも著名な温病学の専門家で、広州中医薬大学の終身教授であった劉仕昌教授が2007年12月31日に広州でなくなった。享年94歳だった。
劉仕昌教授は、広東省恵州市出身で、代々中医学の家系に生まれる。中華人民共和国建国後、広東省中医進修学校、広州中医院(広州中医薬大学の前身)で教鞭をとったこともある。その後、全国老中医薬専門家学術経験継承プロジェクト指導医師、広東省名中医に指定された。
劉仕昌教授は、温病学を得意とし、中医学内科・小児科のほか高熱や昏譫・厥脱などの難病の治療を行った。また、華南地方の特色でもある嶺南温病学の臨床・実験研究にも力を注いだ。2003年のSARS流行時には、90歳の高齢にも関わらず、温病学理論を活用して第一線で入院患者の回診に従事した。これら功績を称えて、抗非典三等功労、広州市抗非典先進個人の称号を受けている。(2008年1月記 中国中医薬報山之内 淳)
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