サイト内キーワード検索


お問い合せ

東洋学術出版社

〒272-0021
 千葉県市川市八幡
 2-16-15-405

販売部

  TEL:047-321-4428
  FAX:047-321-4429

編集部

  TEL:047-335-6780
  FAX:047-300-0565

▼中国最新情報

« 中国最新情報 トップに戻る

江蘇省で2例目の鳥インフルエンザ患者

 中国衛生部が12月7日に発表したところによると、江蘇省で新たに鳥インフルエンザ患者が発生した模様だ。
 患者は男性で52歳、江蘇省南京市の人で、12月2日に江蘇省初の鳥インフルエンザで、すでに亡くなった患者の父親にあたる。医学的観察期間中であった12月3日夜に発熱 し、肺炎で入院した。12月5日に江蘇省疾病予防コントロールセンターの検査で、H5N1型ウイルスの陽性反応が検出された。12月6日に中国疾病予防コ ントロールセンターでも確認され、鳥インフルエンザへの感染が診断された。患者の様態は現在安定しているとのことだ。
 12月4日に江蘇省衛生廳では緊急通知を出して、予防に力をいれるように医療機関などに注意を呼びかけている。 また、現地の人たちの間では、鶏やダックなどの家禽類を食べない人が出始めている。こうした動きに対して、専門家は今年の江蘇省エリアでの家禽類の予防接種は、100%に達しており、また省内でも家禽類が鳥インフルエンザに感染したという報告は出されていないとしている。
 一方で、市民に対して日頃から予防に気をつけるように呼びかけている。家での衛生状態に注意し、さらに過労を避け、運動を心がけるようにし、死んだ野生動物には近づかないとしている。また、飲食に関しては、包丁やまな板は生ものと使い分け、極力、生や半熟のものを食べないように呼びかけている。(2007年12月記 岸田賢治)

ページトップへ戻る