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中国山西省エリアで先天的疾患の子供が増加、環境問題と関係ありの見方も
新華社の報道によると、中国の人口計生部門のデータ分析で、山西省の新生児で、先天的疾患を患う子供が増加していることが明らかになっている。
山西省人口と計画生育委員会によると、地理的分布で分析すると山西省で先天的疾患をもって生まれてくる子供の割合は、呂梁、太行などの山岳地帯に多く、その原因は環境汚染の何らかの関係があることを示唆している。さらに、山西省の炭砿があるエリアでも、先天的疾患を患う子供の出生率が、全国平均よりも多いことが分かっている。
都市と農村を比較した場合も、農村エリアの方が先天的疾患を患って生まれてくる子供の数が増えており、教育レベルや風土と関係があるとされる一方で、年齢や季節、性別間では統計学的に有意義な違いはないとしている。
中国政府の統計では、中国では年間2000万人出生する新生児のうち、先天的な疾患を患って生まれてくる新生児の割合は3%~5%で、このうち山西省が全国でトップになっている。
中国では農村エリアでまだまだ環境対策が立ち遅れている。政府も整備を進めているものの、面積が広いだけに問題も多い。(2007年11月記 新華社太原より抜粋 岸田賢治)
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