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2007年度から中国で専門学校類の中医学関係学科廃止へ
中国教育部弁公廳、中国国家中医薬管理局弁公室は通知を出し、2007年度から専門学校類の中医学関係学科を廃止し、卒業しても医師資格試験受験のための学歴として認めないこととした。
この背景には、昨今の中国の中医学界で、中医師が過剰になっている点が考えられている。大学も含めて、学生が急増した一方で、離職する中医師が少なく、卒業してもなかなか就職が見つからない現実がある。さらに、低学歴の医師の増加が、中国の中医学の医療サービス向上に支障を来し始めているという。
これにあわせて、2007年から一部中国西部エリアをのぞいて、中医学や中西医結合関係の専門学校の生徒募集は行われない。ただ、2006年以前に入学した生徒に対しては、医師資格試験の受験を認めるとしている。(2007年6月記 山之内 淳)
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