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中国で中医学の知識を小中学校教材に導入する試み
中華中医薬学会では、中医学の知識を小中学生の教材に導入できないか、検討に入っている。
これは、子供の間に中医学に触れることにより、伝統的な学問に親しみ、児童生徒たちに健康のための基礎知識として知ってもらおうという狙いもある。良好な生活習慣を身につけるにもよいとしている。
学会の専門家は、張仲景・李時珍・孫思邈などの故事を数百字程度の短文で紹介したり、中医学による天然痘予防の史実や、麻沸散の故事などもふさわしいとしている。そのほか、『千金要方・大医精誠』などは、道徳的な内容としての活用も考えられるとしている。さらに、日ごろ日常生活で使われる「病入膏盲」など中医学に関係のある4字熟語の紹介などもある。体育などでは、太極拳のほかにも五禽戯などの導入も検討されている。
中国の伝統医学の正しい知識の普及にも、小中学校での教育の役割は欠かせないことだろう。(2007年5月 山之内 淳)
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