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広州でインフルエンザの中医学治療研究が国家プロジェクトに
広州中医薬大学第一付属医院が行っている「寒温法を併用した中薬複方でのインフルエンザの系統的治療と実験研究」が、中国の第十一次五ヶ年計画の中に組み込まれた。
ワクチン開発など鳥インフルエンザ関係の研究のうち、 唯一国からの補助を受けた中医系統の研究機関として注目される。研究経費は400万元(約6000万円)支給される。この研究では、顧問として鄧鉄涛教授が担当している。
鄧鉄涛教授の指導のもと、学術的観点と臨床的観点から、寒温法を併用した弁証論治で、中医学を使ったインフルエンザの治療法のデーターベースを確立する。この中には、古代書籍に掲載されている治療法や、広州を中心としてインフルエンザを中医的に観察する方法を確立する。また、現代医学の実験手法を行って、中医学を使った総合的な治療法を確立するのが目標だ。
さらに、この研究では、中医内科学を始め、中医学の臨床各学科専門家を集め、さらに中医学によるインフルエンザ治療に対する効能と認知度を高め、普及を図りたいとしている。(2007年5月 岸田 賢治)
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