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針灸ダイエット、健康食品に頼る必要なし 上海市でガイドライン
上海市針灸経絡研究所では、針灸を使ったダイエットの指針となるガイドラインの制定を進めている。2007年度には関係部門を通して公表される見込みだ。
健康ブームで、上海でもダイエット産業が盛んだが、針灸を使った場合、一般的に1週間に１～2キロ程度ダイエットすることを理想とし、1クールで5～7キロ程度ダイエットするのがもっとも体に優しいとされている。
肥満の原因にはさまざま考えられるが、遺伝的要素のほかにも、生活習慣、飲食の問題などが代表的だ。そのほかにも例えば産後の虚弱、更年期が原因と思われる虚証系の肥満に対して、脂肪肝や食べすぎ、栄養過多が原因と思われる実証系の肥満もある。
そのため、針灸を用いる場合は、お互いのパターンで使われる経穴が異なることになる。もし、弁証を間違えると、食欲が極端に落ちて拒食症になったり、痩せてもすぐに戻ってしまうことがある。
一部、中国のエステなどでは針灸に健康食品を併用させてダイエット効果をうたっているところもあるが、ダイエットの期間は短くできても、リバウンドが起こりやすくなる。
これまでの研究で、針灸によりカロリーの消費を高め、代謝作用から脂肪の分解を高めることが可能なことが分かっている。そのため、体に比較的やさしいダイエットが実現するという考え方だ。
上海市では、針灸ダイエット規範管理弁法の制定を2007年度中に進め、施術師に対しては、研修を行った後、資格を発行する制度を作りたいとしている。
出典：新聞晨報 2007年1月
担当：山之内 淳
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