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韓国の学生たちが韓国伝統医学の開放に反対、試験ボイコットも
全国韓国伝統医学(韓医)大学学生会連合会(全韓連)に所属する、東国大学、慶熙大学、尚志大学、大田大学、暻園大学の5つの大学の韓医学生が、韓医市場の開放に反対し、試験をボイコットすることを明らかにした。
このボイコットの理由として、全韓連は韓医医師とアメリカの鍼灸師との間の相互資格認定に反対するとしている。相互認定を行えば、韓国伝統医学の医療体系を揺るがし、国民の健康に影響を与えると訴えている。さらに、政府の経済的利益に偏った政策が、医療の公共性を侵犯しているとも訴えている。
韓国には、全国11箇所の大学に韓国伝統医学専攻の医学部が設置されているが、まだ本格的な期末テストのシーズンに入っていない。この中で、大田大学がまず投票活動を行い、賛成77.2%で、試験ボイコットに入ることなった。ボイコットされる期間は、12月31日までとなっている。
さらに、全韓連では、12月22日に果川の政府建物前で集会を開き、韓国全国から3000人あまりの韓医医師と、11の大学の医学生たちが参加する。
中国で留学している韓国人留学生のうち、中医学を勉強している学生は日本など他の国の留学生を抜いて圧倒的に多い。その背景に、中国の中医学と韓国伝統医学の間での資格認定に関して実現されるのではないか、というウワサはかなり以前からあったが実際はまだ実現していない。
そのため、中国の大学卒業後の進路に困る韓国人留学生が多く、アメリカなどに再留学する学生も少なくない。
出典:東方早報 2006年12月20日
担当:岸田 賢治
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