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生薬茶の服用には注意が必要
最近、中国各地で広く一般市民に飲まれるようになった生薬を利用したお茶だが、飲み方によっては副作用があることがあるので、中医学の専門家の意見を聞くように呼びかけている。
たとえば、胖大海は、中国のカラオケなどで出される生薬茶だが、風熱邪毒が喉を犯したときに見られる声のかすれに使われる。しかし、タバコ・酒が原因の声の不調、声帯に問題がある場合の声のかすれなどには効果はまずない。さらに、大量に服用すると下痢や胸悶などの副作用が見られ、とくに脾虚の高齢者は服用しないほうが良い。
さらに、ダイエットに人気の有る決明子は、コレステロールを下げる作用があるが、場合によっては下痢を引き起こすこともある。よって、長期間にわたって服用しないほうがよい。
甘味料としても用いられることのある甘草は、補脾益気・清熱解毒作用があるものの、長期服用すると血圧が上がり、最悪浮腫などの症状が見られることもある。
絶対お茶として服用してはならないのが、銀杏葉。これは、毒性が強く、痙攣や痺れ、アレルギーなどの副作用の報告が多数ある。
近年人気の出てきた花系統のお茶だが、これら花は補剤のように長期に服用できるものではない。清熱解毒系の野菊花でさえも、服用後に胃腸の不快感や、下痢を訴える患者もおり、脾胃虚寒であったり妊娠している人はお茶として服用しないほうが良い。最近では、花に含まれている農薬の問題もクローズアップされている。
いずれにしろ、長期間に服用する場合は専門家の意見を聞きながら、十分に副作用に気をつける必要がある。
出典:新華ネット
担当:岸田 賢治
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