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立秋の後はお粥で脾胃の調子を整えよう 

 夏から秋にかけて季節が変わる時期。夏場はともすれば脾胃の調子が衰えてくくる。特に、もともと体質が虚に属する人は、その傾向が強い。こんなとき、お粥を上手に利用してみよう。河北医科大学第二医院栄養科の王景順主任が、お粥を使った薬膳を紹介している。

 お粥はそもそも脾胃を養うにはもってこいの食療で、特に秋口の朝にお粥を食べると、秋の涼しさが原因と見られる下痢や、空気の乾燥から体を守ることができる。

 秋にもっとも適したおかゆは、いろいろあるが、たとえば山芋粥は、粥と一緒に山芋を煮ることによって、高血圧や動脈硬化、肥満などの予防になる。

 ゴマ粥などもある。砕いたゴマとお粥を煮詰めてあげると補腎の作用があり、記憶力減退や眩暈に効果があるといわれている。

 ちょっと甘党の人には、山芋、苡仁、ナツメ、もち米を混ぜたものに、砂糖を加えて煮詰めると、健脾胃・益気血・利湿止瀉などの作用があり、慢性腸炎や食欲不振、虚弱体質などの場合に使われる。 

出典:中国中医薬報 2006年8月10日 
担当:山之内 淳


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