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今年も膏方のシーズン、OL・サラリーマンにも人気、上海で
今年も冬冷進補のシーズンがやってきた。上海市内の中医医院では膏方の予約が始まっている。毎年、膏方の処方にやってくる人は増え続ける傾向にあるようだが、今年は企業単位で申し込みに来るところもあるようで、なかなか盛況のようだ。
上海市中医医院では、去年2500人ほどが利用した膏方だが、今年も10月25日から12月31日まで特別外来を作って、膏方患者の対応にあたる。上海中医薬大学付属曙光病院では、医師がオフィスビルを訪問して、膏方を処方するサービスも検討しているという。病院が開いている時間に処方に来ることができない患者を対象としている。また、時間をじっくりとかけて中医健康相談を行う試みも行われる。中医四診を活用した健康診断のほかに、100題あまりの問診も加え、1人の患者に1時間ぐらいかけて行われるもの。
上海中医薬大学付属岳陽病院では、膏方フェアを開催し、広く市民からの質問に答えていた。この2時間あまりのフェアでは、600人あまりの患者が訪れ、大いに盛況だった。その多くが35歳から45歳ぐらいまでの年齢層。また60歳前後の慢性疾患を抱える患者も体の調子を整えるために膏方を服用するケースが多い。
なお季刊『中医臨床』でも87号・99号で膏方を紹介しておりますので、ぜひご覧いください。
出典:東洋学術出版社
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