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無料の「涼茶」スタンドが街角に登場
深セン市の街角で、無料の「涼茶」スタンドが登場し、話題を集めている。スタンドが作られたのが、深セン市宝安西郷の国道107号線の道端。使い捨てのコップも設置され、道行く市民の多くが口にしていた。このスタンドの裏には、木材工場があり、ここの社長がボランテイアで涼茶スタンドを設置したらしい。
涼茶は中国の南方地区では欠かせない夏場の飲み物。成分は暑さを取り除いてくれる作用のある生薬がブレンドされ、味は苦くなく、一般に甘いことが多い。各地方でさまざまな処方があり、中国南方地方の夏の風物詩といえる。
ところで、涼茶は中薬が使われるだけに、いろいろと注意が必要だ。たとえば、老人や体の弱っている人に対しては、黄柏・黄芩・黄連など寒性の生薬を使った涼茶は避ける必要があるし、食欲不振ならば、麦芽や神曲・山楂などを加えて、健脾消食などを考慮する。また暑さの症状でも、実火と虚火があるので、これも分類する必要がある。また、性質が穏やかな羅漢果・鶏骨草・木綿花・金銀花を使うのもポイント。
出典:羊城晩報 2005年8月1日
担当:山之内 淳
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