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寒くなりスッポンが人気
中国では最近、寒波の影響で全国的に気温が下がっているが、そんな中で、人々の「冬令進補」が盛んだ。中医学の理論は知らなくても、「冬令進補」は知っているという中国人は多い。冬になったら鍋を食べたり、膏方を服用するのもそのためだ。上海市の水産市場ではスッポンの売り上げが急上昇し、前の月と比べると30%の増加となっている。中医学的には肝腎の陰を潤わせ、虚労の熱をとるといわれるスッポンは中国での「冬令進補」の代表選手の一つ。
スッポンにも数種類あり、養殖のスッポンや、野生のすっぽん、温室で育てらたスッポンなど様々で値段のそれによって異なる。例えば400g前後のスッポンで、価格は42-45元(500円前後)で、前月と比較しても32%の値上がり。野生のスッポンになれば、1匹あたり200元(2500円前後)の値段がつく。とくに高級レストランでは野生のスッポンに人気が集まっている。これから春節にかけて冷え込む中国ではまだまだスッポン人気は続きそうだ。
出典:青年報 2004年1月8日
担当:山之内 淳
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