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「冬令膏方進補」もアフターケアが大切
華東地区で現在ピークを迎えている膏方の処方であるが、上海市内の有る病院が興味深いデータを発表している。そのなかで、膏方を服用した300人に関して、アンケート調査を行ったところ、20%が膏方を服用しても目立った効果は無かったとし、また40%が膏方を処方する病院や薬局のサービスに不満を持っているという。膏方は使われる生薬の種類や量が多いため、価格も通常の煎じ薬より高くつく。また99-100日間と長期にわたって服用するため、その処方のあり方も大切だ。実際に10%ほどの患者が、服用後に口の渇きや下痢、食欲減退などの症状を訴えているという。特に体質の変化に合わせた処方を服用することが大切で、脾胃の働きが弱っている患者に対しては、まず「開路方」と呼ばれる煎じ薬を服用することも大切だ。
出典:青年報 2004年11月23日
担当:岸田憲次
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