|
▼中国最新情報
« 中国最新情報 トップに戻る
中国衛生部、胎盤の食用について問題点を討論
ハルビンのあるレストランで、病院から譲り受けた胎盤を、滋養強壮剤として客に提供していた問題で、中国衛生部ではその是非について討論を行っている。
中医学では胎盤は「紫河車」と呼ばれ、よく使われる生薬の一つ。膏方の中にも、胎盤粉が使われる。主に温腎補経・益気養血の作用があるとされている。このハルビンのレストランでは、検査を行って病院から健康で問題のない胎盤を買い取り、客に提供していた。
人道的立場からも、胎盤をレストランで供給してもよいのかという問題は、ここ数日衛生部内部でも討論されている。ただ、関連した法律の解釈がまだ整備されていないため、結論は持ち越されている。もし、胎盤を人体組織器官とするならば、売買は禁止されているし、廃棄物とするのならば法律に従って処分しなくてはならない。今のところ衛生部では、妊婦の承諾があれば売買してもよいとしているが、はっきりとした結論は出ていない。
出典:新華社 北京 2004年11月5日
担当:岸田憲次
ページトップへ戻る
|