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上海、ホワイトカラーに膏方が人気 

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 冬に入り、「進補」の季節になってきた。上海では中医系の病院や薬局で膏方を処方する人が増えている。有名な先生になると、予約をとるのも大変な状況だ。もともとは高齢者がよく服用している膏方だが、今年はいつもと違って、20代から30代の世代のホワイトカラーが目立つ。仕事が忙しくて、なんとなく身体の調子が思わしくないというような人には膏方は特にお勧めといえる。上海市中薬行業協会では、今年は約11万人の市民が膏方を服用しているとし、そのうち3分の1は20代から30代と見ている。11月31日には上海の老舗中薬店「童涵春童」では恒例となった「膏方節」が開かれ、上海の著名な中医師、秦良甫・邵長栄・陳徳興などの教授陣が市民のために膏方の処方を書いた。今年の特徴は、例年よく売れるお決まりの膏方処方である「十全大補湯」や「人参滋補膏」を購入する人が減り、中医学の専門家に処方してもらう人が増えている。とくに膏方は喘息やアレルギー、慢性腎炎、高血圧、糖尿病、脂肪肝など慢性疾患に良く使われる。詳しくは、中医臨床87号「上海の風物詩『膏方』」の記事をご覧いただきたい。 

出典:東洋学術出版社
  担当:山之内淳

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