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小児の下痢に効果的、上海でも人気の推拿療法

 冬になると中国でも幼児の下痢が急増し、父母にとっても頭が痛い。中国では昔から推拿を使った小児の下痢治療が行われており、抗生物質の乱用防止に一役買っている。
 上海の黄浦区推拿外来部の副主任、上海市中医薬学会推拿分会の劉清医師によると、3歳前後の幼児の下痢に対しては、幼児の掌、腹部、背中、足の推拿の結果、健脾止瀉の作用以外にも、免疫力などを高めることが可能で、体のバランスを調節することができるという。
 実は、中医学的にも3歳までの幼児は大人よりも100箇所ほど多くの経穴を持っているとされており、成長するに従って、この数は減っていく。従って、慢性疾患でも早期に治療を行えば、効果が期待できる。特に下痢の場合、手の経穴は敏感で、毎回15分ほど揉法を行い、さらに摩腹揉臍法を5分間にくわえて、背中の捍脊法を3回から5回行う。この組み合わせを5回ほど行い、幼児の胃腸の働きを調節する。すでにこの病院では3000人の幼児に対して治療データを集めており、効果も満足できるものだとしている。 

出典:新聞晩報 2004年12月3日 
担当:山之内 淳


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