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上海の中医専門家が提案したSARSと鍼灸治療
上海でもっとも大きな夕刊紙の一つである新民晩報が5月3日に書いた記事で、SARS治療に関して中医学の生薬に注目が集まる中、鍼灸でもその役割を発揮できないか、ということで上海の鍼灸の専門家が集まり治療案が策定された。この会議では上海市衛生局中医処と上海鍼灸学会に所属する専門家約10人が上海市で鍼灸推拿方面の研究で名高い上海中医薬大学付属岳陽病院に集まった。中医学の中でも、鍼灸や推拿を使うことによって免疫力を高めたり、病気を防ぐ作用は以前より注目を浴びている。
上海の鍼灸専門家が提案した方法
1.予防、健康維持のため……
配穴:大椎、風門(両側)、肺兪、足三里(両側)
方法:抜缶、経穴敷貼、艾条、指圧など
2.対症療法……
発熱→大椎、曲池、少商などを放血
咳、呼吸促迫→定喘(両側)、魚際(両側)、内関(両側)
白血球の値が低下→膈兪(両側)、足三里(両側)
3.回復期……
配穴:大椎、風門(両側)、肺兪(両側)、
膏盲兪(両側)、膈兪(両側)、足三里(両側)、
太渓(両側)、関元。以上の経穴を交替で利用。
方法:針刺、抜缶、艾条、推拿など
[2003年5月14日]
(山之内 淳)
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